韓国人の生徒も、中国人生徒と並んで(ならんで)文法等(とう)を理解(りかい)するのがとても早かった(はやかった)が、問題は発音(はつおん)だった。
アメリカ人の生徒の特徴(とくちょう)は、やはり日本語を強弱(きょうじゃく)で発音しようとしていることだった。日本語のアクセントは英語(えいご)と違って(ちがって)高低(こうてい)アクセント。つまり強さ(つよさ)を変えて(かえて)発音(はつおん)するのではなく、どちらかといえばイントネーションがポイントなので、強弱アクセントに慣れて(なれて)いる彼ら(かれら)にとっては、かなり難しかった(むずかしかった)に違いない(ちがいない)。
他(ほか)にもペルー、メキシコ、ブラジル、ドミニカ、ロシア、ウクライナ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、モンゴル、フランス、ドイツ、タイ、インド、カザフスタンなどなど、まだまだいたはず。でも地理(ちり)がとっても苦手(にがて)な私(わたし)が、全部(ぜんぶ)思い出す(おもいだす)のはかなり難しい(むずかしい)…。当時(とうじ)私が聞いた(きいた)ことのない国(くに)の生徒もいた。
ここブラジルの生徒は、もちろん人によって個人差(こじんさ)があるが、アメリカ人と同じく(おなじく)強弱アクセントを使う(つかう)人が多いように思える。強弱アクセントで話すポルトガル語(ご)を国語(こくご)としているので納得(なっとく)はできるが、一度(いちど)そのように癖(くせ)がついてしまうと、直す(なおす)のが結構(けっこう)難しい。だから、一番(いちばん)最初(さいしょ)にどんな先生に習う(ならう)かが重要(じゅうよう)なポイントになってくる。
私が今教えている日伯日本語学校は(再び(ふたたび)説明(せつめい)するが)、今とてつもなく大きい。だから日本語を教えている先生も20人を超える(こえる)。初級(しょきゅう)クラス担当(たんとう)の先生も色々(いろいろ)。生徒が話すイントネーションを聞くと、担当の先生と全く同じだったりする。そういう意味でもかなり改善(かいぜん)が必要(ひつよう)だと思う。
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