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2012年6月30日土曜日

前期(ぜんき)終了式(しゅうりょうしき)2012!-七夕(たなばた)

今日(きょう)は日本語学校(にほんごがっこう)の前期(ぜんき)終了式(しゅうりょうしき)だった。

毎年(まいとし)、前期は七夕(たなばた)の行事(ぎょうじ)をして終わり(おわり)、一ヶ月間(いっかげつかん)の休み(やすみ)にはいる。

今回はもう旅行(りょこう)などに行って(いって)いて、これなかった生徒(せいと)も多く(おおく)、約(やく)半分(はんぶん)の45人が参加(さんか)。

毎年同じ(おなじ)ことをしていたので、続けて(つづけて)勉強(べんきょう)している子どもたちがあきないように、今年(ことし)は七夕の説明(せつめい)のあと、 短冊(たんざく)をつくり、ゲームをして遊ぶ(あそぶ)ことにした。

短冊には自分(じぶん)の願い(ねがい)ごとを書く(かく)。書くときに「~ますように。」でおわるように教えた(おしえた)。


実(じつ)は、この「~ますように。」という形(かたち)がちょっと面倒(めんどう)だったりする。「~」のところに動詞(どうし)の可能形(かのうけい)を使う(つかう)場合(ばあい)があるから。

例えば、

「テストでいい点(てん)をとりますように。」 よりも
「テストでいい点がとれますように。 」

と書いたほうがしっくりくる。

しかし、この形(かたち)がいつも使われるかといえば、そうではないから面倒になってくる。
なので、書き方については、さりげなく文(ぶん)をなおすだけにした。

みんなの願い事でいっぱいになった
短冊に書いたあとは日本語でジェスチャーゲーム
 子どもたちの願い事を読む(よむ)のはいつも楽しい(たのしい)。

一番(いちばん)小さい(ちいさい)子が書いた 「魔女(まじょ)がきませんように。」という願い事から、「テストで10てんがとれますように。」、「ともだちのおばあちゃんがげんきになりますように。」、「i-podがもらえますように。」、「本物(ほんもの)のひこうきがもらえますように。」などなど。

書いたあとに、かならず「先生(せんせい)、これ、本当(ほんとう)になる?」ときかれる。

私はいつも「信じて(しんじて)がんばれば、きっと本当になるよ。」と答えることにしている。

先生たちも朝(あさ)早く(はやく)からおつかれさまでした!

2012年6月13日水曜日

子どもクラスの授業(じゅぎょう)

長く(ながく)続いた(つづいた)水害(すいがい)の問題(もんだい)も、だんだんと水位(すいい)がへり、落ち着いて(おちついて)きたみたい。水害の影響(えいきょう)で通行止め(つうこうどめ)の道(みち)があるために、子どもクラスの中(なか)にも、ふだんの時間(じかん)よりも早く(はやく)学校(がっこう)へむけて家(いえ)をでている子どももいる。

こんな授業(じゅぎょう)とは関係(かんけい)ない話(はなし)をしながら、子どもクラスの授業(じゅぎょう)はいつも漢字(かんじ)の勉強(べんきょう)から始まる(はじまる)。

このクラスは日伯(にっぱく)の子どもクラスの中では一番(いちばん)レベルが高い(たかい)クラスになる。…といっても、会話能力(かいわのうりょく)や、作文能力(さくぶんのうりょく)はそれぞれで、普段(ふだん)から会話が上手(じょうず)な子もいれば、会話ができなくても、新しい(あたらしい)文法(ぶんぽう)を理解(りかい)するのがとても早い(はやい)子もいる。

もちろんあまり日本語(にほんご)で話さなくても(はなさなくても)漢字が得意(とくい)な子もいる。

漢字の授業は、まず私がホワイトボードにお手本(てほん)と書き順(かきじゅん)を書き、生徒(せいと)たちに人差し指(ひとさしゆび)を出して(だして)もらって、書き順を練習(れんしゅう)するところから始める(はじめる)。

みんな間違え(まちがえ)ずにかけるようになったら、練習帳(れんしゅうちょう)の練習欄(らん)に書いてもらう。


新しく(あたらしく)教える(おしえる)漢字は一回の授業で4こ。少ない(すくない)ように思える(おもえる)が、慣れて(なれて)いない子どもたちにはこれがリミット。普段(ふだん)はブラジルの学校(がっこう)へ行っていて宿題(しゅくだい)も多い(おおい)ので、子どもたちの負担(ふたん)にあまりならないように4こと決めた(きめた)。今年(ことし)の目標(もくひょう)は2年生の漢字を全部(ぜんぶ)おぼえること。


この練習帳に書くのが終わったら(おわったら)、ミニテスト。ミニテストは去年(きょねん)勉強した1年生の漢字とその日までに勉強した漢字20こが出る。ミニテストは毎週(まいしゅう)、しかも結果(けっか)はかべにはり出す。

普通(ふつう)であればテストで20点中(てんちゅう)、5点、ましてや0点など取ろう(とろう)ものならはずかしくて仕方(しかた)がない。ところが、ここの生徒はくじけない!というよりあまり気(き)にしていない??

「うわぁー、お前(また)また5点だったのー?」と、からかって笑う(わらう)だけ。かわかわれた本人(ほんにん)も笑って冗談(じょうだん)をいうだけ。

反対に(はんたいに)くやしがっているのは惜しくも(おしくも)19点取った子だったりする…。

そして、このめげない子どもたちは漢字の練習が終わると、別(べつ)の教科書(きょうかしょ)での勉強にうつる。

私は今年、子どもたちに「Japanese for Young People II」を使い始めた。もちろん手直し(てなおし)がたくさん必要(ひつよう)だったし、英語(えいご)で書いてある説明(せつめい)を全て(すべて)ポルトガル語に直す(なおす)のは大変(たいへん)だったが、何事(なにごと)も経験(けいけん)。このテキストを中心(ちゅうしん)にペアを作って(つくって)会話の練習をしている。

「授業にえんぴつとけしゴムをもってくる」というのは日本では常識(じょうしき)だが、ここの生徒はよく忘れる(わすれる)。大人(おとな)でも忘れる人がいる。このクラスにもよく忘れる生徒がたくさんだったが、何度(なんど)も注意(ちゅうい)をして、みんなもってくるようになった。

漢字の練習は「ペンではなく、えんぴつでなければできない」ことも、わかってもらえたのかもしれない。

みんな仲良く(なかよく)、大人のクラスではまず出ない発想(はっそう)も多い(おおい)ので、教えていて、とても楽しい(たのしい)。

そうそう、生徒のダニエル君はいつもおもしろいシャツを着てくる。それは英語だったり、日本語だったり…。

今日は…

どうやらマンガにでてくる登場人物(とうじょうじんぶつ)らしい。私は消防団(しょうぼうだん)の宣伝(せんでん)かと思った…。ちょっと漢字の形(かたち)が手書き(てがき)っぽいところがポイント。

小さい(ちいさい)ころから知って(しって)いる子も、今(いま)では私よりも大きな靴(くつ)をはくまで成長(せいちょう)した。

みんなで明るく(あかるく)、楽しく勉強するクラス、いつまでもこのままでいてほしいな。

左上(ひだりうえ)からダニエルくん、けんじくん、ひろきくん、
左下(ひだりした)からてつやくん、花ちゃん、カリウくん
西部アマゾン日伯協会のサイトできました。↓
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