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2018年5月28日月曜日

授業(じゅぎょう)キャンセル-ガソリン高騰(こうとう)に抗議(こうぎ)するスト

26日、日伯の授業がキャンセルになった。原因は今ブラジル全土にわたって大きな問題になっているガソリン不足のため。この日はバスの運行もぐっと減り、車を所有していても給油できないので、日伯に来ることができない生徒が多かったからだ。

正確に言うと、ガソリンが不足しているわけではない。自動車の燃料であるディーゼルやガソリン、エタノールの高騰(こうとう)に憤り(いきどおり)を感じたトラックの運転手たちが、燃料代に課されている税率の引き下げを訴えて、大きなストライキを行ったからだ。このストによって、製油所からのルートも遮断(しゃだん)された。

もちろん、ガソリンのタンクローリーもストップ。ブラジル国内では23日あたりから、燃料が尽きて(つきて)しまったガソリンスタンドが続出。マナウス市でもあらゆるガソリンスタンドに長蛇(ちょうだ)の列が見られるようになり、25日の午前中には市内にあるほとんどのガソリンスタンドで燃料が売り切れとなった。トラックがスト、さらに燃料がなくなってしまっては、スーパーの商品、また病院などの医療品の配達も不可能になる。ブラジル国内は今も混乱状態が続く。

今日の全国版ニュースでは、このストにより飛行機の燃料であるケロシンも行き届いていないため、現時点で100便以上が欠航したと伝えていた。

ストにより、被害をこうむる人が少なくないが、今回のストに対しては理解を示している国民が多い印象を持つ。ブラジルは課税制度が複雑で、世界の中でも税率が高い。燃料代の45パーセントは国に徴収される。高い税金といっても、何らかの形で社会に還元(かんげん)されているのであれば、国民も納得するだろう。しかし、そうではない。政治家の汚職(おしょく)が明らかになった「ラヴァ・ジャット作戦」以降は、国民の政府に対する目も厳しくなってきている。

燃料代の引き上げは、今までにも何度もあったが、不満に思いながらも国民は黙ってきた。そのため、今回、このように行動に移したトラック運転手を支持する人も多い。

少しずつだがブラジルが変わってきたように思う。いつか政府が国民を尊重し、国民も政府を信用して暮らすことができる国になってもらいたい。

2018年5月8日火曜日

絵画(かいが)コンクール2018!

今年(ことし)も絵画コンクールの時期(じき)がやってきた!でも、私は流行り(はやり)の風邪(かぜ)にやられてしまい、前日(ぜんじつ)の準備(じゅんび)も手伝えず(てつだえず)、当日(とうじつ)も、医者(いしゃ)から直接(ちょくせつ)会場(かいじょう)へ行く始末(しまつ)。

でも、ほかの先生(せんせい)たちや事務所(じむしょ)のみなさんのサポートで、会場セッティングもすばらしくできあがっていた。ありがたい。

今年のテーマは「日本移民(にほんいみん)110周年(しゅうねん)」。今年は日本人がブラジルに移民してきて110周年という記念(きねん)の年なので、それをテーマにした。

参加(さんか)した子どもは77人。去年(きょねん)より少し(すこし)すくなかったが、会場がいっぱいになった。


5歳の子どもたちもいるので、「テーマが少しむずかしいのではないかと」心配(しんぱい)していた先生もいたが、終わってみると個性的な(こせいてきな)絵がたくさん!


また来年(らいねん)はどんな絵が見られるだろう。たのしみです。