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2023年10月12日木曜日

野焼き(のやき)による公害(こうがい)

 今、マナウスは深刻な(しんこくな)問題(もんだい)を抱えて(かかえて)いる。マナウスだけではなく、言ってみればアマゾナス州(しゅう)全体(ぜんたい)で起こっている問題、大気汚染(たいきおせん)。

大気汚染と言っても、車の排気(はいき)ガスが原因(げんいん)のものではなく、野焼きが原因。乾季(かんき)中の野焼きの件数(けんすう)が増え(ふえ)、毎晩(まいばん)9時ごろから、早い(はやい)ときは、夕方(ゆうがた)6時ごろから煙(けむり)の臭い(におい)がひどくなる。この時期(じき)に煙が気になるようになったのが、4、5年前。新型コロナウイルスのパンデミックが始まる(はじまる)前(まえ)だった。

始まったころは、一週間(いっしゅうかん)に1、2日、煙のにおいが気になる程度(ていど)で、夜(よる)は煙が多くても、日中(にっちゅう)は臭いがなくなっていたが、年々(ねんねん)悪化(あっか)し、今ではこの時期になると毎日、昼夜(ちゅうや)を通して(とおして)煙の臭いがしている。また、今年は特に(とくに)ひどく、体に悪影響(あくえいきょう)を及ぼす(およぼす)レベルを記録(きろく)した日が何日も続いている。気管系(きかんけい)の病気を持つ人をはじめ、健康な(けんこうな)人も、頭痛(ずつう)、目の痛み(いたみ)、のどの痛みを訴える(うったえる)人が増えてきている。

普段(ふだん)は遠く(とおく)まで見ることができる高台(たかだい)からの景色(けしき)

野焼きは法(ほう)においても環境犯罪(かんきょうはんざい)とされているが、実際(じっさい)のところ徹底(てってい)した取り締まり(とりしまり)が行われていない。政府(せいふ)は、状況(じょうきょう)を真摯に(しんしに)受け止め(うけとめ)、早急に(そうきゅうに)この公害対策(たいさく)に取り組む(とりくむ)べき。

2023年8月20日日曜日

ジャングル祭り2023

8月11日から13日まで、第3回ジャングル祭り(まつり)が行われた(おこなわれた)。

今年は会場(かいじょう)をアマゾナス州(しゅう)が所有(しょゆう)するイベント会場に変更(へんこう)。エアコンがある会場だったので、ありがたかった。

当地(とうち)の日系企業(にっけいきぎょう)の展示(てんじ)を中心に、ステージでは色々な発表(はっぴょう)、出店(でみせ)、ワークショップ、日本食レストランもたくさんあり、大いに盛り上がった(もりあがった)。

生花ワークショップ
生花ワークショップ

おりがみワークショップ

インスタグラムjungle.matsuriより

コスプレやミス日系コンテストはもちろんのこと、今年は琉球國祭り太鼓(りゅうきゅうこくまつりだいこ)などの発表もあったのでとても楽しかった。

コスプレコンテスト 
インスタグラムjungle.matsuriより

来客数(らいきゃくすう)は3日間でおよそ3万5千人になったらしい。来年もまたどんなイベントがあるか楽しみ。

2023年3月19日日曜日

くりちば・えあしん

 3月12日から16日までブラジル南部(なんぶ)のクリチバ市まで行ってきた。

マナウスとは違い(ちがい)、涼しく(すずしく)、快適に(かいてきに)過ごす(すごす)ことができた。料理(りょうり)はおいしいし、観光(かんこう)スポットは多いしで、あっという間に5日間が過ぎてしまった。

時間を無駄(むだ)にすることなく観光地(かんこうち)を回り(まわり)たい人は、50レアルで乗れる観光バスが30分おきに走って(はしって)いるので、時間表(じかんひょう)を使って(つかって)行ってみたいところをスムーズに回ることができる。私も一日使ってみたが、乗り心地(のりごこち)も良く、発着(はっちゃく)時間も正確(せいかく)なので、とても良かった。

観光バス乗車用カード50レアルで購入できた

オスカー・ニーマイヤー美術館

クリチバには大きな公園(こうえん)がいくつもあり、散歩(さんぽ)をするのに絶好(ぜっこう)の場所(ばしょ)。しかも、いたるところにカピバラがいて、心が和む(なごむ)。

チングイ公園


動物園(どうぶつえん)は入場料(にゅうじょうりょう)がなく、色々な動物がいるので、子どもたちを連れて(つれて)くるのに最高(さいこう)だと思ったが、経営(けいえい)も大変で、近々(ちかぢか)閉園(へいえん)になるかもしれないと聞いた。

泊まった(とまった)ホテルが、エスタサオンというショッピングの近く(ちかく)にあったので、行ってみると、なんと大きなダイソーの店舗(てんぽ)があった。うれしくなって、滞在中に(たいざいちゅうに)2回も行ってしまった。

レストランMadeiroの軽食

観光も充実(じゅうじつ)しているし、とっても気に入った町だが、一つだけどうしても嫌(いや)だと思ったのが、タバコ。タバコを吸う(すう)人があまりにも多くて驚いた(おどろいた)。でも、またゆっくり訪れたいな。

市営市場で買ったクリチバの茶葉メーカー、モンクロア(moncloa)のお茶
さっぱりした飲み心地でおいしい


2022年1月15日土曜日

コロナワクチン接種(せっしゅ)3回目

 年(とし)があけてコロナウイルスの状況(じょうきょう)がよくなるかと思ったら(おもったら)、オミクロンの感染者数(かんせんしゃすう)がふえて、状況(じょうきょう)がますます悪く(わるく)なった。

アマゾナス州(しゅう)における今日一日の新規(しんき)感染者は2600人ごえ。

去年(きょねんから)ワクチンの3回目の接種がはじまっていたが、2回目接種から4カ月たたないとうってもらえないということで、遅れて(おくれて)2回目接種をうけた私は、今日やっと3回目をうってもらうことができた。ただ、車から降りずに(おりずに)うけることができる、ドライブスルー方式(ほうしき)の会場(かいじょう)をえらんだため、すごい車で1時間以上(いじょう)待たなければいけなかった。私がうけたワクチンは全て(すべて)ファイザー。

ワクチンに対する(たいする)意見(いけん)はここマナウスでもさまざま。小さな子どもの一般(いっぱん)接種ももうすぐはじまるようだが、学校(がっこう)もワクチン証明書(しょうめいしょ)のあつかいをどうするかなど検討(けんとう)している。

現在(げんざい)は、ワクチン証明書を提示(ていじ)することが義務(ぎむ)にはなっていないが、アマゾナス劇場(げきじょう)やその他の文化建築物(ぶんかけんちくぶつ)に入れるのは接種済み(ずみ)の人のみで、提示が義務になっている。

もうすぐ日伯の授業もはじまるし。何とかそのころまでには状況がよくなってほしい。

2021年11月27日土曜日

子どもクラス修了(しゅうりょう)2022

新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)で4月から始まった(はじまった)子どもクラスも、無事に(ぶじに)修了することができた。 

小さな(ちいさな)子どもたちにオンラインで授業(じゅぎょう)をするのが、かなり難しかった(むずかしかった)ので、今年は対面(たいめん)授業が許可(きょか)されるまで待って(まって)のスタートだった。

授業中はまどやドアを開け(あけ)っぱなしにすること、生徒(せいと)どうしのの距離(きょり)をあけ、マスクをつかい、アルコールジェルでいつも手をきれいにすることが条件(じょうけん)の授業だったが、それぞれの先生(せんせい)の工夫(くふう)もあって、全てのクラスが無事におわった。

私のクラスは、一番(いちばん)最後(さいご)の授業ということで、復習(ふくしゅう)をかねたゲーム、ふくわらい、ビンゴをしてあそんだ。

今現在(いまげんざい)、状況(じょうきょう)はよくなってきている。このままコロナウイルスがおちついて、来年(らいねん)は、普通(ふつう)どおりに2月からスタートできるといいな。





2021年1月18日月曜日

マナウスにおける新型(しんがた)コロナウイルス感染状況(かんせんじょうきょう)2

マナウスで新型コロナウイルスが見つかってから、もう10ヶ月がたつというのに、なかなか終息(しゅうそく)していない。

昨年(さくねん)5月のピークがすぎて、感染者の数(かず)がグッと減った(へった)9月ごろには、集団免疫(しゅうだんめんえき)ができたのではないかと言われていた。

ところが、先月(せんげつ)から再び(ふたたび)感染者数が増え(ふえ)、「第二波(だいには)がきた。」と言われはじめた。

今月14日には、マナウス市内の新規(しんき)感染者の数が2500人をこえ、死者数(ししゃすう)も累計(るいけい)で3892人になった。そして、この日、アマゾナス州にて「Toque de Recolher」( 夜間外出禁止令(やかんがいしゅつきんしれい))が発令(はつれい)された。

年明けから、すでにレストランなどの営業(えいぎょう)規制(きせい)がかけられていたが、今回の発令で、さらに19時から翌朝(よくあさ)6時までの規制がかけられ、 通常(つうじょう)に営業していたスーパーなども、従業員(じゅうぎょういん)を19時までに自宅(じたく)に帰らせなければいけないため、夕方(ゆうがた)には閉店(へいてん)するようになった。

この禁止令は10日間つづき、状況がよくならなければ、延長(えんちょう)される可能性(かのうせい)もある。

これだけ多くの感染者をだしている原因(げんいんは)の一つとして、11月に行われた選挙運動(せんきょうんどう)もあげられている。でも、それだけではなく、感染者が減った際に油断(ゆだん)し、普段(ふだん)から密集(みっしゅう)をさけなかったのが一番(いちばん)の問題(もんだい)だったと思う。

今日からアマゾナス州でも、中国のシノバック・バイオテックがサンパウロのブタンタン研究所(けんきゅうじょ)提携開発(ていけいかいはつ)した「コロナバック」ワクチンの接種(せっしゅ)が始まった。

このワクチンによって、少しでも感染者が減るといいのだけれど…。

2020年5月28日木曜日

マナウスにおける新型(しんがた)コロナウイルスの感染状況(かんせんじょうきょう)

続々と(ぞくぞくと)新型コロナウイルス感染者(かんせんしゃ)がふえて、ここマナウスでは、今まだ外出自粛(がいしゅつじしゅく)が続いている(つづいている)。現在(げんざい)(5月26日18時時点(じてん))のマナウス市の感染者は14402人、死者(ししゃ)は1248人。

この間、大気汚染(たいきおせん)が減った(へった)とか、犯罪(はんざい)が減ったとか、時折(ときおり)ポジティブなニュースも流れる(ながれる)が、このウイルスの影響(えいきょう)で家族(かぞく)を失った(うしなった)人、仕事(しごと)を失った人など、数えきれない(かぞえきれない)ほどの人が苦しんで(くるしんで)いる。

日本語学校(にほんごがっこう)と日本語講座(こうざ)も続けて休み。その間、先生たちはオンラインで授業(じゅぎょう)をしたり、カリキュラムを考え(かんがえ)なおしたり。

小さい子どもたちは、一人(ひとり)でなかなかオンライン授業をうけられないので、授業は見送り(みおくり)。一か月の休みの予定(よてい)が、もう2か月。来月もまだ無理な(むりな)ようなので、3か月間以上(いじょう)も休むことになる。

緊急事態宣言(きんきゅうじたいせんげん)が解除(かいじょ)され、日本語学校を再開(さいかい)しても、ブラジルの小学校(しょうがっこう)が、日本語学校の授業がある土曜日に授業を入れてくる可能性(かのうせい)もある。そうなってしまったら、今年の日本語学校の生徒(せいと)は激減(げきげん)すること間違い(まちがい)なし…。今後(こんご)どうなっていくかとても不安(ふあん)だけど、みんな健康(けんこう)でいてくれることが一番(いちばん)大事(だいじ)なので、とにかく状況がよくなってほしい。