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2014年1月31日金曜日

さんがぶりえるだかしょえいら・えあしん

休み(やすみ)を利用(りよう)して、マナウスから850キロメートルほど離れた(はなれた)田舎(いなか)、サンガブリエル・ダ・カショエイラへ行って(いって)きた。この町(まち)に行く(いく)のは今回で2回目。

マナウスからはふつう船(ふね)で3日(みっか)かかる。しかも船の名前(なまえ)は「タナカ4」。サンガブリエルに行く船にはかかせないタナカ船(せん)。なぜ名前がタナカなのかときいてもみんなは知らない(しらない)。船のオーナーを見て(みて)みても、日本人(にほんじん)には絶対(ぜったい)に見えない。で、オーナーに直接(ちょくせつ)きいてみると、なんと彼(かれ)のおじいさんが日本人で、自分(じぶん)は日系人(にっけい)人だという。

ほほー。こんなところでも日本人が活躍(かつやく)していたんだと、少し(すこし)うれしくなる。

今回(こんかい)はあまり時間(じかん)もなかったので、ふつう船ではなくタナカさんの高速船(こうそくせん)を使って(つかって)みた。高速船といえどもぴったり24時間の旅(たび)。

船の中はまるで飛行機(ひこうき)のよう。クーラーやテレビもついていて、船の従業員(じゅうぎょういん)もちょこちょこ掃除(そうじ)をしているので、きれいで快適(かいてき)。ただ、イスがリクライニングできないので座った(すわった)ままで寝る(寝る)ことができない人にはつらいと思う(おもう)。


行きはいろいろとハプニングがあったけれど、帰り(かえり)は出発(しゅっぱつ)時間も、到着(とうちゃく)時間も予定(予定)通り(どおり)。大(たい)したもんだわ。

サンガブリエルはベネズエラやコロンビアの近く(ちかく)にあり、住民(じゅうみん)はインジオ(ブラジル原住民(げんじゅうみん))が大半(たいはん)を占める(しめる)。

Bela Adomercida(ねむれる森(もり)の美女(びじょ))とよばれている山脈(さんみゃく)
角度(かくど)がピタッとあえば本当に女性(じょせい)が横(よこ)たわっているように見える

サンガブリエルは自然(しぜん)がいっぱい。ただ、街(まち)中の道(みち)のいたるところにゴミがちらばっており、それだけは残念(ざんねん)に思った。でも、田舎ということもあって、小さな子どもたちは何(なん)にもおびえることなく、パンツ一枚(いちまい)で、道端(みちばた)にでたりして遊んで(あそんで)いる。スポーツ場(じょう)などはないが、私が子どものころ日本で遊んでいたように、近所(きんじょ)の子どもたちがあつまって、ボール一つであそんだりしている。のんびりしていて、イライラすることがない。

バスがないので、交通手段(こうつうしゅだん)は相乗り(あいのり)タクシー。値段(ねだん)は中心街(ちゅうしんがい)の中であれば片道(かたみち)一律(いちりつ)2.5レアル(107円くらい)なので、移動(いどう)もかんたん。

サンガブリエルはネグロ河(がわ)に面(めん)しているので、ボートがあればどこにでもいくことができる。今回はスピードボートで近く(ちかく)の砂浜(すなはま)へ。河の流れ(ながれ)はとても速く(はやく)、河の下はいたるところに石(いし)があるので、慣れた(なれた)人だけがボートを運転(うんてん)できる。私のようにこの土地(とち)になれていない人はこの河に入るのに勇気(ゆうき)がいると思うが、ここになれた子どもたちは足(あし)がつかないようなところにもジャポンジャポンと入って(はいって)いく。

ここはどこまでいっても腰(こし)の高さ(たかさ)くらいの水位(すいい)が続いて(つづいて)いる。
水位が減る(へる)時期(じき)は、ここ一面(いちめん)砂浜になる
これは日本でも最近(さいきん)知られる(しられる)ようになってきたアサイーという鉄分(てつぶん)たっぷりのフルーツの実(み)をとっているところ。


マナウスとはまたちがった文化(ぶんか)のあるサンガブリエル。しかし、暑かった(あつかった)なー。でも、のんびりできて楽し(たのし)かった。