ページビューの合計

2011年10月30日日曜日

男ことば・女ことば

最近(さいきん)、「~しろよ!」や「くそ難しい(むずかしい)」など、男性語(だんせいご)をふつうに使う(つかう)女性(じょせい)が増えて(ふえて)きえているらしい。

女性語として有名(ゆうめい)なのは「~かしら」、「~ね」、「~だわ」、「~の」、「~なさいよ」など。男性語(だんせいご)では「~だ」、「~ぜ」、「~だろ」などがある。他(ほか)にもたくさんあるが、いまだに区別(くべつ)されて使われているものは少なくなった(すくなくなった)。

語尾(ごび)で男性語か女性語かを教える(おしえる)のは、単語(たんご)で男性語と女性語を教えるのよりも難しい。場合(ばあい)によっては両方(りょうほう)使える時(とき)があるから。

「トイレ」も男性は「便所(べんじょ)」、女性は「化粧室(けしょうしつ)」ということばを使っていたが、最近は「トイレ」が一般的(いっぱんてき)。男性と女性が共通(きょうつう)で使う言葉(ことば)多い(おおい)。

ポルトガル語ではOi(オイ)という言葉を挨拶(あいさつ)のように使うことがある。日本語の「おい」は男性語なので、初め(はじめ)は使うのに抵抗(ていこう)があった。日本語で難しいのは同じ言葉を使っても、言い方(いいかた)によって、男っぽくなったり、女っぽくなったりするところ。私も気(き)をつけないと。

おもしろい男ことばと女ことばの表(ひょう)を見つけました!↓
http://adelieland.com/txt_nihogo/hyou1.htm

2011年10月25日火曜日

生徒(せいと)の質問(しつもん)‐書き言葉

先日(せんじつ)、授業(じゅぎょう)で生徒(せいと)のクレーベルソンさんに「ロビーにて展示(てんじ)されます。」の「にて」はどういう意味(いみ)かと聞かれた。

彼(かれ)が習った(ならった)「に」(または「で」)で表現(ひょうげん)されていれば問題(もんだい)なかったと思う(おもう)。

実(じつ)は、これは文語体(ぶんごたい)と呼ばれる(よばれる)ことばで、簡単(かんたん)にいうと文などで使われることば。この時(とき)の意味は「に」と変わりない(かわりない)。日本語の中には文語体がたくさんある。だから、本(ほん)を読む(よむ)とすぐに文語体が目(め)に入る(はいる)。

例えばよく使う(つかう)「~である」を口語体(こうごたい)、つまり話し言葉(はなしことば)に直す(なおす)と、「~です」または「~ます」になる。ほかにも「~だ」や「~なのだ」などもよく使われる。

本やレポートなどを書く(かく)とき、文語体と口語体を混ぜて(まぜて)使うと、おかしくなってしまう。また、文語体は普通(ふつう)の会話(かいわ)で使ってもおかしくなってしまう。敬語(けいご)にもならないので、気をつけて教え(おしえ)なくては。

2011年10月21日金曜日

これからはブラジル!

最近(さいきん)ブラジルも注目(ちゅうもく)されてきたみたい。住んで(すんで)いる私も知らない(しらない)ことがたくさん。

ブラジルについて載って(のって)いました。お時間(じかん)あったら見てみてください!マナウスのことが載っている章(しょう)もあります。これは難しい(むずかしい)ので日本人の方(かた)向け(むけ)。↓
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110307/amr11030720390007-n1.htm 

ちなみに、銀行(ぎんこう)の利息(りそく)がいいのは本当(ほんとう)。投資(とうし)する人が増えて(ふえて)いるのも納得(なっとく)。でも全て(すべて)の税金(ぜいきん)が高い(たかい)ので、それは大変(たいへん)。

クラスで使えそう(つかえそう)な教材(きょうざい)サイト、またまた見つけました!

上級(じょうきゅう)になると間違い(まちがい)さがしゲームで、どこが間違って(まちがって)いるか日本語で答えさせるのもおもしろいです。↓
http://kotoba.littlestar.jp/machigai-h.html

更に絵カードのいいサイト見つけました。↓
http://kotoba.littlestar.jp/kcard.html

今日はすごい雨(あめ)だった。でも、私は暑い(あつい)季節(きせつ)よりもこんな季節(きせつ)のほうが好き。さてさて、24日はマナウスの市政(しせい)記念日(きねんび)。休日(きゅうじつ)なのでゆっくり休めそう。

2011年10月17日月曜日

本当に(ほんとうに)めんどうくさい助数詞(じょすうし)

日本語で難しい(むずかしい)ものの中に助数詞(じょすうし)がある。日本語は物(もの)によって数え方(かぞえかた)が違う(ちが)。生徒にはそれがわかりづらくてしょうがない。

例えば、簡単(かんたん)なものでいうと、

長いものには「本(ほん)」、機械(きかい)には「台(だい)」、動物(どうぶつ)には「匹(ひき)」を使う。

ところが、この「本」も本数(ほんすう)によって「ほん」だったり、「ぽん」だったり、「ぼん」だったりする。実(じつ)に複雑(ふくざつ)。

動物の「匹」だって、「ぴき」になったり、「びき」になったり。しかも大きい動物には「頭(とう)」をつかったりするから、ややこしくてしょうがない。細かく(こまかく)分けると(わけると)、この助数詞、何百種類(なんびゃくしゅるい)もあるらしい。

簡単な(かんたんな)表(ひょう)つけておきます。↓


むかしはテープの数え方(かぞえかた)も教えた(おしえた)が、今はもう聞かれない(きかれない)かぎり教えない。テープがもうほとんどなくなってしまったから。イスの数え方も今は「脚(きゃく)」ではなく「個(こ)」を使う人も多い(おおい)。

ことばは生きているもの(いきているもの)。時代(じだい)によって変わって(かわって)いくのは自然(しぜん)なことなのかもしれない。

助数詞のわかりやすいサイトありました。↓
http://www5b.biglobe.ne.jp/~aiida/kazoekata/kazoekata-index.html

数字(すうじ)と絵(え)カードを使って教える(おしえる)と、生徒にはもっと簡単。ダウンロードをして絵だけ使わせてもらっても便利(べんり)。↓
http://hapilab.obunsha.co.jp/material/min_e_card.html
http://eigonurie.com/card-an.html
http://www.gdayhandout.com/handout3.html

2011年10月13日木曜日

ディベートの授業(じゅぎょう)

ずっと前、上級(じょうきゅう)クラスの生徒の授業(じゅぎょう)で、ディベートを取り上げたことがあった。クラスを2つに分けて、テーマを一つあたえ、1つのグループはそれを肯定(こうてい)、もう一つのグループ否定(ひてい)しなければいけないという条件(じょうけん)を作った。

生徒には一週間(いっしゅうかん)テーマについての情報(じょうほう)を集める(あつめる)時間をあたえ、さらにもう一週間、グループの中で意見をまとめる時間をあたえた。

当日は時間を決め、最初の3分は肯定チームの代表が意見(いけん)を言う。それに対して(たいして)否定チームもまた3分で意見を言う。あとはそれぞれ意見を交換(こうかん)し、ディベートらしくなっていった。

クラスの人数が少なかったので、審判(しんぱん)は私一人。
発表力(はっぴょうりょく)、文法力(ぶんぽうりょく)、また、どれくらい説得力(せっとくりょく)があるかも見た。

普段(ふだん)はずかしがってあまり発言(はつげん)しない生徒も、意見をきくと、きちんと発表した。そして、このディベートの結果(けっか)も期末(きまつ)最後の評価(ひょうか)に加えた(くわえた)。

実(じつ)はこのディベートは、大学時代に自分が受けた授業がヒントとなった。当時(とうじ)、英会話のこの講習(こうしゅう)には15人くらいの生徒がいたので、先生は生徒を3グループに分け(わけ)、一つは肯定グループ、もう一つは否定グループ、そして残りのもう一つは審判グループにして評価(ひょうか)した。

ディベートの授業(じゅぎょう)は、一見(いっけん)あまり大事ではないように思えるが、自分の意見を他(ほか)の言語(げんご)できちんと伝える(つたえる)テクニックを覚える(おぼえる)ためには必須(ひっす)だと思う。もしかしたら、いつか日本語を使って生活(せいかつ)する生徒、またはもう使って生活している生徒がいるかもしれない。

忘れがちだが、これからも生徒の将来(しょうらい)のことも考えて(かんがえて)、授業をしていきたい。上級の生徒の担当(たんとう)にまたなることがあったら、ぜひまた授業でも取り上げてみたい。

2011年10月12日水曜日

なが~いスト

やっと郵便局(ゆうびんきょく)のストが終わった。わずかな賃金(ちんぎん)値上げ(ねあげ)を主張(しゅちょう)しての28日間。マナウスは先週、通常(つうじょう)に戻った(もどった)が、サンパウロ州(しゅう)やリオ・デ・ジャネイロ州などはしぶとく続けていた。ここブラジルの労働者はよくこうして権利(けんり)を主張するためにストを行う。ちなみに今は銀行(ぎんこう)もスト中。

ブラジルは労働者(ろうどうしゃ)を厚く(あつく)保護(ほご)する国。労働者にとってはありがたいことだと思うが、雇用主(こようぬし)にとってはかなり大変。賃金だって、一度(いちど)上げてしまうと、下げることができない。労働法(ろうどうほう)に反する(はんする)と、すぐに裁判(さいばん)になってしまう。こわい、こわい。

さて、前にお話したオノマトペの説明(せつめい)が「エリンが挑戦(ちょうせん)」のサイトにもありました。各課(かくか)ごとに新しいオノマトペが紹介(しょうかい)されているようです。
ここでは4つだけ例をつけておきます。↓
https://www.erin.ne.jp/jp/lesson03/basic/onomatope.html
https://www.erin.ne.jp/jp/lesson16/basic/onomatope.html
https://www.erin.ne.jp/jp/lesson17/basic/onomatope.html
https://www.erin.ne.jp/jp/lesson25/basic/onomatope.html

2011年10月9日日曜日

休日(きゅうじつ)の恐怖(きょうふ)

今日の朝、ちょっと買い物(かいもの)に行ったら、すごい人だった。

ここブラジルは10月12日が子どもの日、さらにカトリックのノッサセニョーラ・デ・アパレシーダ(聖母)の休日と重なって(かさなって)休日になる。今月はさらに24日もマナウス市の誕生記念日(たんじょうきねんび)でお休み。

休日前はそれでなくてもこんでいるのに、子どもの日があるものだから、お店(みせ)なんかも、みんな「プレゼントを買いに!」とすごい人が押し寄せる(おしよせる)。

しかも、一日とっても暑かったので、夕方(ゆうがた)、ちょっと外(そと)に出ただけで、汗(あせ)だくになってしまった。家の中だと、クーラーをつけているのでわからないが、夜なのに、外は30度以上はある。早く涼しい(すずしい)雨季(うき)がはじまってほしいな。

2011年10月5日水曜日

オノマトぺ

日本語を勉強している人の中で、使い方がむずかしいものに「擬態語(ぎたいご)・擬音語(ぎおんご)」とよばれる、オノマトペがある。オノマトペは簡単(かんたん)に言うと、ものの様子(ようす)や状態(じょうたい)などをあらわすことば。

例えば、①「雨がザーザーふっている。」
      →大きいつぶの雨が切れる(きれる)ことなく降って(ふって)いる。

    ②「雨がポツポツふっている。」
      →小さいつぶの雨が降りはじめた時の様子(ようす)。

を見てみると降り方(ふりかた)によって使うオノマトペがちがうことがわかる。

ここマナウスには日本語が話せるお医者(いしゃ)さんが数人いる。日伯の敷地内(しきちない)にも内科(ないか)のクララ先生、歯医者(はいしゃ)のカナコ先生がいる。二人は私がマナウスで初めて担当(たんとう)したクラスの生徒だった。患者(かんじゃ)さんと話すときにオノマトペが必要(ひつよう)になるかもしれないと、授業(じゅぎょう)でとり上げたことがあった。

例えば、①「おなかがゴロゴロして痛い(いたい)。」
      →おなかがくだっているときに使うことが多い。

     ②「おなかがチクチクして痛い(いたい)。」
      →針(はり)でさしたように痛い。

仕事(しごと)で使うこと、興味(きょうみ)があることは特に覚える(おぼえる)のが早い。クララ先生は今でもオノマトペを上手(じょうず)に使っている。
日本で日本語を勉強している外国人はオノマトペを覚える(おぼえる)のが早い。それくらい日本人が使う(つかう)から。

オノマトペのおもしろいサイトを見つけたので紹介。↓
http://portal.nifty.com/special05/12/26/ ←70%くらはあってるかなぁ…。

時間ができたら、オノマトペの練習問題も作ってみたい。

2011年10月4日火曜日

ケリード・問題集(もんだいしゅう)をつかって

朝(あさ)から日伯へおじゃま。JICAのシニアボランティアで派遣(はけん)されている鶴田(つるた)先生が、一時帰国(いちじきこく)から帰って(かえって)きていた。

しかも能力試験用(のうりょくしけん)の問題集(もんだいしゅう)をたくさん持って(もって)帰ってきてくれた。これは国際交流基金(こくさいこうりゅうききん)に8割(はちわり)を負担(ふたん)してもらって買った(かった)ものらしい。日伯(にっぱく)学校もたくさん本がふえていく!とっても恵まれて(めぐまれて)いると思う。

ところで、こうした問題集、みんなはどのように使うのかな…。私はただ問題をとかせて、そのまま答え(こたえ)合わせをしたりしない。例えば、同じ意味(いみ)を聞いているこんな選択(せんたく)問題だったら、

問題例)来週(らいしゅう)の会議(かいぎ)をことわってください。

  ェックして ②リザーブして ③キャンセルして ④リマインドして


答えは③だけど、答えを教えた後(おしえたあと)で、その他(ほか)の言葉(ことば)をどんな時に使うかも教えてあげる。
さらにカタカナ言葉も教える。

読解(どっかい)の問題だったら、声(こえ)に出して読ませてから答え合わせ。文章(ぶんしょう)を読ませたら、生徒(せいと)がわかっているか、わかっていないか、だいたいわかるから。でも、先生が読むのが苦手(にがて)だったら困る(こま)から、とにかく先生も練習のときは声を出して本を読むといい。

音声(おんせい)が出る絵本も生徒に読んであげるのにいい練習。↓


子ども新聞(しんぶん)のサイトにも授業で使えそうなものがあるので、紹介(しょうかい)。↓
http://mainichi.jp/life/edu/maishou/naze/ (ちょっとむずかしいかも)

2011年10月2日日曜日

ブラジルって、こんな感じ(かんじ)

昨日(きのう)の午後(ごご)はサッカー観戦(かんせん)。ブラジルといえば、コーヒーとサッカーと言われているが、本当(ほんとう)

もちろん人によっては違う(ちがう)が、コーヒーは濃く(こく)落して(おとして)、砂糖(さとう)を入れ(いれ)、グイッと飲む(のむ)っていうのが一般的(いっぱんてき)。しかもスーパーや血液(けつえき)などを検査(けんさ)するところにもあったりする。最近(さいきん)は糖尿病(とうにょうびょう)の人用(ひとよう)なのか、sem açucar(さとうなし)があるところもある。

サッカーは、とにかくすごい。もちろんみんなっていうわけじゃないけれど、それぞれ応援(おうえん)しているチームがある。ちなみに私の場合(ばあい)はフラメンゴ。旦那(だんな)の影響(えいきょう)で娘(むすめ)までファンになってしまった。でも、実(じつ)は私一人最近(さいきん)サントスの応援(おうえん)にも力(ちから)が入って(はいって)いる…。エラノとネイマーが好き(すき)だから。

脱線(だっせん)、脱線。で、ワールドカップのときなんか、工場(こうじょう)がストップしてしまう。ブラジル戦(せん)に合わせて、休日(きゅうじつ)を調節(ちょうせい)してしまったりもする。さすが、ブラジル。完全(かんぜん)にサッカー狂(きょう)。でも、そんなところが好き。

また見つけました。役(やく)に立つ(たつ)サイト。

漢字のプリントにはこのサイトもおすすめです。↓

2011年10月1日土曜日

子どもクラス教師会議(きょうしかいぎ)


今日の教師会議(きょうしかいぎ)で教科書作り(きょうかしょづくり)の話題(わだい)になった。
「大人(おとな)の教材(きょうざい)は多い(おおい)が、子どもたちの練習問題(れんしゅうもんだい)を見つけるのが大変(たいへん)だから、どうしたらいいか。」と、さゆり先生(せんせい)から聞かれた(きかれた)。

前(まえ)にもさゆり先生が同じ(おなじ)質問(しつもん)をしていたので、私が問題を探して(さがして)みると言っていたのに、無責任(むせきにん)にも今日まで忘れて(わすれて)いた。(ごめんなさい、さゆり先生!)

子どもクラスの担当(たんとう)の先生は私を入れて8人。若い(わかい)先生もみんなよくがんばっている。 みんなどんなものを求めて(もとめて)いるのかな~。参考(さんこう)になりそうなものを紹介(しょうかい)。これからも、見つけたらのせていきます!

ひらがな・カタカナ・漢字(かんじ)などの練習(れんしゅう)↓
http://kotoba.littlestar.jp/meiro-p2.html ←こちらは「しりとり」などもあります。

おりがみ↓