ここブラジルでは、先週(せんしゅう)から車(くるま)のIPI(工業製品税(こうぎょうせいひんぜい))が下がった(さがった)。車によって違う(ちがう)が、3万(まん)レアル(約120万円(まんえん))の車で2千(せん)レアル(約8万円)くらい下がるものからあるらしい。
これによって、車を買い(かい)替える(かえる)人、新しく(あたらしく)買う人が増える(ふえる)ことはまちがいない。
そして、今日(きょう)のニュースでは反対(はんたい)にIPIを上げる製品(せいひん)を発表(はっぴょう)していた。おもしろいことに、税(ぜい)を上げる(あげる)のは電子(でんし)レンジ、エアコン、オートバイ。ZFM(マナウスフリーゾーン)にはこうした製品、または部品(ぶひん)を製造(せいぞう)している日本(にほん)企業(きぎょう)も多い(おおい)ので、こういう情報(じょうほう)には敏感(びんかん)になっている。ZFMの人も影響(えいきょう)があるのでは?と心配(しんぱい)したけれど、今晩(こんばん)のニュースで見る(みる)限り(かぎり)では、ZFMには適用(てきよう)されないらしい。もちろん色々な(いろいろな)影響はあるはずだが。
ここには日本メーカー車(しゃ)もたくさんある。一番(いちばん)多く見られるのは、HONDAのシビック、フィット、TOYOTAのカローラ、プラド、MITSUBISHIのパジェロなどなど。最近(さいきん)はSUZUKI 、NISSANなども多く見られる。先週(せんしゅう)、HONDAでフィットの値段(ねだん)を聞いて(きいて)みたら、6万3千レアル(252万円)と言って(いって)いた。円が安く(やすく)なったので、今はこの値段だが、一年(いちねん)ほど前(まえ)だったら300万円くらいになる。
こんなに高い(たかい)にもかかわらず、多くの人が日本車を使う(つかう)のは、「日本車は高いけど、快適(かいてき)だし、壊れなくて(こわれなくて)、燃費(ねんぴ)がいい。」と信じられて(しんじられて)きたから。しかも、去年(きょねん)からはNISSANのマーチもここでの大衆車(たいしゅうしゃ)であるCHEVROLETのセルタやFIATのパリオとほとんど変わらない(かわらない)お手(て)ごろ価格(かかく)で売り出した(うりだした)ので、マーチもたくさん見られるようになった。ちなみにここの人はNISSANの社長(しゃちょう)、ゴーン氏(し)はブラジル人だってしっているのかな…。
前に、ここマナウスの交通局長(こうつうきょくちょう)のお話(はなし)を聞くことがあったが、その時(とき)、彼女(かのじょ)は「ここマナウスには毎週(まいしゅう)500台(だい)以上(いじょう)の新車(しんしゃ)が入って(はいって)きている。」と言っていた。
私個人(こじん)としてはここで車なしに生活(せいかつ)していくのは難しい(むずかしい)こともわかっているし、日本車がたくさん走って(はしって)いるとうれしくなる。日本を応援(おうえん)する気(き)は満々(まんまん)。でも、中古車(ちゅうこしゃ)をうごかなくなるまで使う(つかう)人もいる中(なか)、新車がどんどんと入ってきたらマナウスはパンクしてしまう。もうすでに毎日(まいにち)の通勤(つうきん)、帰宅(きたく)ラッシュで頭(あたま)が痛い(いたい)のに。
ここはオートバイも決して(けっして)安く(やすく)はない。車の税を下げて、オートバイの税金(ぜいきん)を上げたら、どちらを買うか迷った(まよった)ときにどちらを買うだろう。交通事故(じこ)にあった場合(ばあい)の危険性(きけんせい)や強盗(ごうとう)にあう可能性、スコールが多い天候(てんこう)などを考える(かんがえる)と、車を選ぶ(えらぶ)人が多くなるのではないかと私は思う(おもう)。
アルコールとガソリン、どちらも使えるフレックス車ばかりだが、マナウスのアルコールは特に(とくに)高いのでガソリンで走って(はしって)いる車が多い。
税金についてはもっと深い(ふかい)意味(いみ)があって、一長一短(いっちょういったん)もあるだろうが、自然(しぜん)のことを考えれ(かんがえれ)ば、車を一人一台持つ(もつ)ようになるより、オートバイを支援(しえん)したほうがいいのでは?と単純(たんじゅん)に思ってしまう…。
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