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2012年5月31日木曜日

車(くるま)の税金(ぜいきん)が下がったけれど…

ここブラジルでは、先週(せんしゅう)から車(くるま)のIPI(工業製品税(こうぎょうせいひんぜい))が下がった(さがった)。車によって違う(ちがう)が、3万(まん)レアル(約120万円(まんえん))の車で2千(せん)レアル(約8万円)くらい下がるものからあるらしい。

これによって、車を買い(かい)替える(かえる)人、新しく(あたらしく)買う人が増える(ふえる)ことはまちがいない。

そして、今日(きょう)のニュースでは反対(はんたい)にIPIを上げる製品(せいひん)を発表(はっぴょう)していた。おもしろいことに、税(ぜい)を上げる(あげる)のは電子(でんし)レンジ、エアコン、オートバイ。ZFM(マナウスフリーゾーン)にはこうした製品、または部品(ぶひん)を製造(せいぞう)している日本(にほん)企業(きぎょう)も多い(おおい)ので、こういう情報(じょうほう)には敏感(びんかん)になっている。ZFMの人も影響(えいきょう)があるのでは?と心配(しんぱい)したけれど、今晩(こんばん)のニュースで見る(みる)限り(かぎり)では、ZFMには適用(てきよう)されないらしい。もちろん色々な(いろいろな)影響はあるはずだが。

ここには日本メーカー車(しゃ)もたくさんある。一番(いちばん)多く見られるのは、HONDAのシビック、フィット、TOYOTAのカローラ、プラド、MITSUBISHIのパジェロなどなど。最近(さいきん)はSUZUKI 、NISSANなども多く見られる。先週(せんしゅう)、HONDAでフィットの値段(ねだん)を聞いて(きいて)みたら、6万3千レアル(252万円)と言って(いって)いた。円が安く(やすく)なったので、今はこの値段だが、一年(いちねん)ほど前(まえ)だったら300万円くらいになる。

こんなに高い(たかい)にもかかわらず、多くの人が日本車を使う(つかう)のは、「日本車は高いけど、快適(かいてき)だし、壊れなくて(こわれなくて)、燃費(ねんぴ)がいい。」と信じられて(しんじられて)きたから。しかも、去年(きょねん)からはNISSANのマーチもここでの大衆車(たいしゅうしゃ)であるCHEVROLETのセルタやFIATのパリオとほとんど変わらない(かわらない)お手(て)ごろ価格(かかく)で売り出した(うりだした)ので、マーチもたくさん見られるようになった。ちなみにここの人はNISSANの社長(しゃちょう)、ゴーン氏(し)はブラジル人だってしっているのかな…。

前に、ここマナウスの交通局長(こうつうきょくちょう)のお話(はなし)を聞くことがあったが、その時(とき)、彼女(かのじょ)は「ここマナウスには毎週(まいしゅう)500台(だい)以上(いじょう)の新車(しんしゃ)が入って(はいって)きている。」と言っていた。

私個人(こじん)としてはここで車なしに生活(せいかつ)していくのは難しい(むずかしい)こともわかっているし、日本車がたくさん走って(はしって)いるとうれしくなる。日本を応援(おうえん)する気(き)は満々(まんまん)。でも、中古車(ちゅうこしゃ)をうごかなくなるまで使う(つかう)人もいる中(なか)、新車がどんどんと入ってきたらマナウスはパンクしてしまう。もうすでに毎日(まいにち)の通勤(つうきん)、帰宅(きたく)ラッシュで頭(あたま)が痛い(いたい)のに。

ここはオートバイも決して(けっして)安く(やすく)はない。車の税を下げて、オートバイの税金(ぜいきん)を上げたら、どちらを買うか迷った(まよった)ときにどちらを買うだろう。交通事故(じこ)にあった場合(ばあい)の危険性(きけんせい)や強盗(ごうとう)にあう可能性、スコールが多い天候(てんこう)などを考える(かんがえる)と、車を選ぶ(えらぶ)人が多くなるのではないかと私は思う(おもう)。

アルコールとガソリン、どちらも使えるフレックス車ばかりだが、マナウスのアルコールは特に(とくに)高いのでガソリンで走って(はしって)いる車が多い。

税金についてはもっと深い(ふかい)意味(いみ)があって、一長一短(いっちょういったん)もあるだろうが、自然(しぜん)のことを考えれ(かんがえれ)ば、車を一人一台持つ(もつ)ようになるより、オートバイを支援(しえん)したほうがいいのでは?と単純(たんじゅん)に思ってしまう…。

2012年5月15日火曜日

今年(ことし)の洪水(こうずい)の現状(げんじょう)

今日は直接(ちょくせつ)日本語(にほんご)の授業(じゅぎょう)とは関係(かんけい)ないけれど、今(いま)ここでおきている水害(すいがい)について。

今年もアマゾン河(がわ)の水位(すいい)があがって、大変な(たいへんな)被害(ひがい)がでている。2009年の最高記録(さいこうきろく)まで、あと5cmだというから、あと数日(すうじつ)で上回る(うわまわる)こと間違い(まちがい)なし。

中心街(ちゅうしんがい)も水びたし
2009年の記録(きろく)までもう少し(すこし)
アマゾナス州(しゅう)でおよそ7万人(まんにん)の人たちが、被害をうけているらしい。身近(みじか)にも家(いえ)が水につかってしまって、困っている(こまっている)人がいる。状況(じょうきょう)をきいてみると、家具(かぐ)も床(ゆか)もすべて水につかってしまい絶望的(ぜつぼうてき)。「市役所(しやくしょ)も援助(えんじょ)するといっているが、いまだに何も助けに(たすけに)きてくれない。」と言っていた(いっていた)。

先週(せんしゅう)、同僚(どうりょう)が仕事(しごと)で必要な(ひつような)書類(しょるい)をもらいに市役所へいったら、「人がみんな洪水対策(たいさく)出払って(ではらって)いるので、来週(らいしゅう)まで時間(じかん)がかかる。」といわれたらしい。市役所もあまりにも広範囲(こうはんい)な洪水(こうずい)なので、手(て)が回らない(まわらない)のだろう。

こうした被害をうけているところは、たいてい生活(せいかつ)していくのがやっとの稼ぎ(かせぎ)がある家庭(かてい)が多く(おおく)、高級(こうきゅう)住宅街(じゅうたくがい)などは高台(たかだい)にあることが多い。

市民防衛局(しみんぼうえいきょく)も、この3ヶ月間(かげつかん)で9キロメートルにもおよぶ木材(もくざい)を援助(えんじょ)して、橋(はし)をつくったり、家をなおすのにつかったりとのこと。

しかも、この洪水によって、新たな(あらたな)問題(もんだい)もでてきた。

ここマナウスでは、まだ「ゴミを道路(どうろ)や川(かわ)にすてるのはやめましょう。」という教育(きょういく)が徹底(てってい)されていない。

だから今回(こんかい)の洪水が原因(げんいん)で、ある一部(いちぶ)の小川(おがわ)に大量(たいりょう)のゴミが押し寄せられ(おしよせられ)、7日には少なくとも(すくなくとも)60トンのゴミが市民防衛局によって取り除かれた(とりのぞかれた)。

このときの写真(しゃしん)をみると水(みず)は全く(まったく)写って(うつって)ない。水面(すいめん)はゴミだけ。

ゴミ処理中(しょりちゅう)の小川です。↓
http://www.defesacivil.am.gov.br/noticia/operacao-enchente-2012-em-manaus.-defesa-civil-am-realiza-limpeza-no-igarape-do-bairro-sao-jorge/

おそらく世界一(せかい)高い(たかい)のでは?と思われる(おもわれる)ほど税金(ぜいきん)を日ごろから払って(はらって)いるのだから、こんなときに有効に(ゆうこうに)使って(つかって)、困っている人たちを助けてもらいたい。

2012年5月5日土曜日

第10回(だいじゅっかい)絵画(かいが)コンクール!

今日(きょう)、絵画(かいが)コンクールが終わった(おわった)。

ここではあまり絵画のコンクールがないので、こどもの日に近い(ちかい)土曜日(どようび)に、子どもたちのイベントとして始めよう(はじめよう)!と始めてからもう10年(ねん)。今年(ことし)はうれしいことに80人もの子どもたちが参加(さんか)してくれた。


日本では図工(ずこう)の時間(じかん)に絵(え)をかくことが多い(おおい)が、ここの学校(がっこう)では、ふつう絵をかくことが少ない(すくない)。

それでも、みんな上手に(じょうずに)のびのびとかいてくれた。

今年のテーマは「ともだち」。去年(きょねん)の震災(しんさい)から一年(いちねん)。日本がたくさんの人に助けて(たすけて)もらったことを忘れない(わすれない)ように、先生方(せんせいがた)でこのテーマを選んだ(えらんだ)。

参加人数(にんずう)が多かった(おおかった)ので、準備(じゅんび)も大変(たいへん)だった。

忙しくても(いそがしくても)先生たちはいつも明るい(あかるい)のです
事務所(じむしょ)のエイデルくんも大忙し(おおいそがし)
時間が1時間半(いちじかんはん)しかなかったので、全部(ぜんぶ)終わらせる(おわらせる)ことができずに、泣いちゃった(ないちゃった)子もいたけど、それでも最後(さいご)までがんばった。

時間がなくなったけど、最後までよくがんばりました!
 ここのみなさんのいいところは頼まなくても(たのまなくても)、自分(じぶん)から何でも(なんでも)お手伝い(おてつだい)してくれること。みなさんのおかげで大変な片付け(かたづけ)も、あっという間(ま)に終わった!
イベントに直接(ちょくせつ)関係(かんけい)のない方々(かたがた)までお手伝い(おてつだい)!
あっという間に片付け終了!



 これでまた一つ、思い出(おもいで)がのこった。子どもたちもみんながんばったね。

手伝ってくださったみなさん、先生、事務所(じむしょ)の方々、どうもありがとうございました!