マナウスで新型コロナウイルスが見つかってから、もう10ヶ月がたつというのに、なかなか終息(しゅうそく)していない。
昨年(さくねん)5月のピークがすぎて、感染者の数(かず)がグッと減った(へった)9月ごろには、集団免疫(しゅうだんめんえき)ができたのではないかと言われていた。
ところが、先月(せんげつ)から再び(ふたたび)感染者数が増え(ふえ)、「第二波(だいには)がきた。」と言われはじめた。
今月14日には、マナウス市内の新規(しんき)感染者の数が2500人をこえ、死者数(ししゃすう)も累計(るいけい)で3892人になった。そして、この日、アマゾナス州にて「Toque de Recolher」( 夜間外出禁止令(やかんがいしゅつきんしれい))が発令(はつれい)された。
年明けから、すでにレストランなどの営業(えいぎょう)規制(きせい)がかけられていたが、今回の発令で、さらに19時から翌朝(よくあさ)6時までの規制がかけられ、 通常(つうじょう)に営業していたスーパーなども、従業員(じゅうぎょういん)を19時までに自宅(じたく)に帰らせなければいけないため、夕方(ゆうがた)には閉店(へいてん)するようになった。
この禁止令は10日間つづき、状況がよくならなければ、延長(えんちょう)される可能性(かのうせい)もある。
これだけ多くの感染者をだしている原因(げんいんは)の一つとして、11月に行われた選挙運動(せんきょうんどう)もあげられている。でも、それだけではなく、感染者が減った際に油断(ゆだん)し、普段(ふだん)から密集(みっしゅう)をさけなかったのが一番(いちばん)の問題(もんだい)だったと思う。
今日からアマゾナス州でも、中国のシノバック・バイオテックがサンパウロのブタンタン研究所(けんきゅうじょ)提携開発(ていけいかいはつ)した「コロナバック」ワクチンの接種(せっしゅ)が始まった。
このワクチンによって、少しでも感染者が減るといいのだけれど…。
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