長く(ながく)続いた(つづいた)水害(すいがい)の問題(もんだい)も、だんだんと水位(すいい)がへり、落ち着いて(おちついて)きたみたい。水害の影響(えいきょう)で通行止め(つうこうどめ)の道(みち)があるために、子どもクラスの中(なか)にも、ふだんの時間(じかん)よりも早く(はやく)学校(がっこう)へむけて家(いえ)をでている子どももいる。
こんな授業(じゅぎょう)とは関係(かんけい)ない話(はなし)をしながら、子どもクラスの授業(じゅぎょう)はいつも漢字(かんじ)の勉強(べんきょう)から始まる(はじまる)。
このクラスは日伯(にっぱく)の子どもクラスの中では一番(いちばん)レベルが高い(たかい)クラスになる。…といっても、会話能力(かいわのうりょく)や、作文能力(さくぶんのうりょく)はそれぞれで、普段(ふだん)から会話が上手(じょうず)な子もいれば、会話ができなくても、新しい(あたらしい)文法(ぶんぽう)を理解(りかい)するのがとても早い(はやい)子もいる。
もちろんあまり日本語(にほんご)で話さなくても(はなさなくても)漢字が得意(とくい)な子もいる。
漢字の授業は、まず私がホワイトボードにお手本(てほん)と書き順(かきじゅん)を書き、生徒(せいと)たちに人差し指(ひとさしゆび)を出して(だして)もらって、書き順を練習(れんしゅう)するところから始める(はじめる)。
みんな間違え(まちがえ)ずにかけるようになったら、練習帳(れんしゅうちょう)の練習欄(らん)に書いてもらう。
新しく(あたらしく)教える(おしえる)漢字は一回の授業で4こ。少ない(すくない)ように思える(おもえる)が、慣れて(なれて)いない子どもたちにはこれがリミット。普段(ふだん)はブラジルの学校(がっこう)へ行っていて宿題(しゅくだい)も多い(おおい)ので、子どもたちの負担(ふたん)にあまりならないように4こと決めた(きめた)。今年(ことし)の目標(もくひょう)は2年生の漢字を全部(ぜんぶ)おぼえること。
この練習帳に書くのが終わったら(おわったら)、ミニテスト。ミニテストは去年(きょねん)勉強した1年生の漢字とその日までに勉強した漢字20こが出る。ミニテストは毎週(まいしゅう)、しかも結果(けっか)はかべにはり出す。
普通(ふつう)であればテストで20点中(てんちゅう)、5点、ましてや0点など取ろう(とろう)ものならはずかしくて仕方(しかた)がない。ところが、ここの生徒はくじけない!というよりあまり気(き)にしていない??
「うわぁー、お前(また)また5点だったのー?」と、からかって笑う(わらう)だけ。かわかわれた本人(ほんにん)も笑って冗談(じょうだん)をいうだけ。
反対に(はんたいに)くやしがっているのは惜しくも(おしくも)19点取った子だったりする…。
そして、このめげない子どもたちは漢字の練習が終わると、別(べつ)の教科書(きょうかしょ)での勉強にうつる。
私は今年、子どもたちに「Japanese for Young People II」を使い始めた。もちろん手直し(てなおし)がたくさん必要(ひつよう)だったし、英語(えいご)で書いてある説明(せつめい)を全て(すべて)ポルトガル語に直す(なおす)のは大変(たいへん)だったが、何事(なにごと)も経験(けいけん)。このテキストを中心(ちゅうしん)にペアを作って(つくって)会話の練習をしている。
「授業にえんぴつとけしゴムをもってくる」というのは日本では常識(じょうしき)だが、ここの生徒はよく忘れる(わすれる)。大人(おとな)でも忘れる人がいる。このクラスにもよく忘れる生徒がたくさんだったが、何度(なんど)も注意(ちゅうい)をして、みんなもってくるようになった。
漢字の練習は「ペンではなく、えんぴつでなければできない」ことも、わかってもらえたのかもしれない。
みんな仲良く(なかよく)、大人のクラスではまず出ない発想(はっそう)も多い(おおい)ので、教えていて、とても楽しい(たのしい)。
そうそう、生徒のダニエル君はいつもおもしろい
Tシャツを着てくる。それは英語だったり、日本語だったり…。
今日は…
どうやらマンガにでてくる登場人物(とうじょうじんぶつ)らしい。私は消防団(しょうぼうだん)の宣伝(せんでん)かと思った…。ちょっと漢字の形(かたち)が手書き(てがき)っぽいところがポイント。
小さい(ちいさい)ころから知って(しって)いる子も、今(いま)では私よりも大きな靴(くつ)をはくまで成長(せいちょう)した。
みんなで明るく(あかるく)、楽しく勉強するクラス、いつまでもこのままでいてほしいな。
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左上(ひだりうえ)からダニエルくん、けんじくん、ひろきくん、
左下(ひだりした)からてつやくん、花ちゃん、カリウくん |
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