その中で、30分(ぷん)ほど時間(じかん)が空く(あく)ので、その間(あいだ)に何か(なにか)の講習(こうしゅう)をといわれた。
ひさしぶりに講習の機会(きかい)があたえられたので、何にしようかと考えた(かんがえた)あげく、今回(こんかい)は「日本語のアクセントとイントネーション」にすることに。
日本語のアクセントのルールは勉強したことがあるといっても、養成講座(ようせいこうざ)を終えて、もう20年にもなる。最近(さいきん)では、かわったアクセントで発音(はつおん)されているものもよくあるので、準備(じゅんび)にあたえられた2週間(しゅうかん)は、参考書(さんこうしょ)などを読み(よみ)、びっちりと勉強しなくてはいけなくなった。
今回は、あまりなれてはいないものの、パワーポイントを使って(つかって)、発表(はっぴょう)。参加(さんか)してくれた先生たちの手元(てもと)にはそのプリントをお渡し(わたし)した。
まずは、アクセントとイントネーションのちがいから。アクセントはことばの中にあり、一つ一つの単語(たんご)の中に存在(そんざい)するもので、イントネーションはそれをこえて、会話(かいわ)の中で話し手(はなして)の気持ち(きもち)を伝える(つたえる)もの。
アクセントの一般的(いっぱんてき)なルールはあるが、イントネーションは、「質問(しつもん)のときは語尾(ごび)をあげる」といったくらい。話し手の気持ちによるものなので、アクセントのようなルールはない。
色々と本やネットで調べ(しらべ)、自分の中の情報(じょうほう)を更新(こうしん)したのち、練習問題をもりこんで、できあがった21ページの資料(しりょう)の一部(いちぶ)がこれ。
こうした練習をするには、生徒に何度(なんど)も繰り返し(くりかえし)練習をさせることが大事(だいじ)なので、スピーチコンテストに出るための練習などは、アクセントやイントネーションをなおす練習としてはとてもいいと思う。
終わって(おわって)みてから、30分の中で、内容(ないよう)をつめこみすぎたな…と反省(はんせい)。もっと時間があったら、いろいろな練習問題(れんしゅうもんだい)をもっとしたかった。
今回参加してくれた先生たちが、この講習で説明(せつめい)したことを少しでも頭(あたま)の隅(すみ)において、これからも生徒を指導(しどう)していってくれるとうれしい。