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2017年12月1日金曜日

習字(しゅうじ)の授業(じゅぎょう)2017

先々週(せんせんしゅう)は子どもクラスで習字(しゅうじ)の授業(じゅぎょう)をし、


先週(せんしゅう)は大人のクラスでも習字の授業をした。


生徒(せいと)たちは、よく漢字(かんじ)を知っている(しっている)ので、少し(すこし)、筆(ふで)になれるための練習(れんしゅう)をしてから、すきな漢字をえらんでもらい書いて(かいて)もらった。

左(ひだり)ききの人には教える(おしえる)のはとても難しい(むずかしい)。私が小学生(しょうがくせい)だったころ、先生(せんせい)が左ききの人を右ききにさせようと、がんばっていた気持ち(きもち)がよくわかる。

姿勢(しせい)を正して(ただして)、ひじをおとさないでなど、気を付け(きをつけ)ながら練習すること2時間(じかん)。


左からナオミちゃん、ミチカちゃん、エンヒッキくん
左から花さん、ひでとしくん、ひでよしくん、いとうさん、セザーさん、ゆみさん、パメラさん

なれるまでは大変(たいへん)そうだったけれども、みんなとても上手に(じょうずに)書けたので、びっくりでした。

2017年11月26日日曜日

2017年子どもクラス修了式(しゅうりょうしき)!

今年(ことし)も子どもクラスの授業(じゅぎょう)はおわり。25日の修了式(しゅうりょうしき)には、70人以上(いじょう)の子どもたちが参加(さんか)し、みんなで遊んで(あそんで)たのしくすごした。

まずは、クリスマスが近い(ちかい)ので、サンタさんにおねがいをかいて、かべにはる作業(さぎょう)。ほしいものを書いたり(かいたり)、ゆめを書いたり、何かが実現(じつげん)するようにねがったり。でも、お金(かね)がほしい!という子がたくさんいたので、びっくりした。


そのあとは、領事館(りょうじかん)から借りた(かりた)日本のおもちゃで遊んだ。借りてきたのは、「おてだま」、「こま」、「だるまおとし」、「けんだま」、そして「わなげ」。

10人以上のグループにわけて、時間(じかん)をきめてローテンションさせる方法(ほうほう)をとり、すべての遊び道具(どうぐ)を体験(たいけん)してもらった。

けんだま
こま
だるまおとし
おてだま
 
 実は(じつは)、この日にむけて、先生たちも遊び道具がつかえるように練習(れんしゅう)していたのです。

遊んでいるとあっという間に時間がすぎてしまう。

今年もこんな感じ(かんじ)で、一年がすぎてしまいました。


2017年9月26日火曜日

弁論大会(べんろんたいかい)・お話(はなし)大会 2017

今年(ことし)も23日に弁論大会・お話大会がおこなわれた。今年の申込者(もうしこみしゃ)はなんと両大会あわせて67人。

弁論大会も例年(れいねん)より人数(にんずう)がふえて、20人もいた。

私のクラスの子どもたち3人も、3月から作文(さくぶん)を考え(かんがえ)はじめ、一生懸命(いっしょうけんめい)暗記(あんき)して大会に臨んだ(のぞんだ)。

当日(とうじつ)の練習(れんしゅう)では、ナーバスになり、あきらめたがっていた子もいたが、とにかく今までがんばってきたのだから、結果(けっか)はともあれ、がんばろうとはげまし、出場(しゅつじょう)させた。

そして無事(ぶじ)、みんな入賞(にゅうしょう)。

左(ひだり)からエンヒッキくん、ミチカちゃん、ナオミちゃん

大人(おとな)のクラスは、娘(むすめ)が大きくなるまで何年間(なんねんかん)も離れて(はなれて)いたが、去年(きょねん)から担当(たんとう)にもどしてもらったので、今年はひさしぶりに弁論大会にも二人生徒を出場させた。

連邦大学(れんぽうだいがく)の日本語学科(にほんごがっか)で勉強(べんきょう)している生徒や、ほかの日本語教育機関(きょういくきかん)で勉強している生徒も多く(おおく)、本当にすばらしい発表(はっぴょう)ばかりだった。

こちら二人もナーバスになっていたが、すばらしい発表でどちらも入賞。さらに来月(らいげつ)サンパウロでおこなわれる全国(ぜんこく)大会にも出場させてもらうことになった。

総合得点(そうごうとくてん)1位のパメラさんと2位のユミさん
私は、生徒たちとスピーチの練習(れんしゅう)をするのが大好き(だいすき)。練習をかさねていくごとに、上手(じょうず)になっていくのが見られると、うれしくてたまらない。そして、大会が終わって、生徒たちのよろこぶ顔を見るときが最高(さいこう)の瞬間(しゅんかん)だと思う。これは、私たち日本語を教える側(がわ)でしか味わう(あじわう)ことのできないよろこびで、このような機会(きかい)をもらうことができて、本当にありがたいと思う。

さて、全国大会に出場する二人には、もう少しの間(あいだ)、いっしょにがんばってもらわないと。

2017年9月21日木曜日

ベネズエラからの移民(いみん)

ベネズエラが経済危機(けいざいきき)におちいってから、ブラジルへの移民がふえてきた。ここ、マナウスでは逃げて(にげて)きたベネズエラ人がたいへん多く(おおく)見られるようになった。

特に(とくに)今年(ことし)に入り、路上(ろじょう)であかちゃんを抱いた(だいた)ベネズエラ原住民女性(げんじゅうみんじょせい)が、信号(しんごう)で止まった(とまった)車(くるま)のところへきて、お金(かね)を頼む(たのむ)光景(こうけい)が、いたるところで見られていた。

自国(じこく)から逃げてきたベネズエラ人は、まず、マナウスからバスで11時間(じかん)ほどのボアビスタという町(まち)からブラジルに入る。

先日(せんじつ)ベネズエラで弁護士(べんごし)として働いて(はたらいて)いた男性(だんせい)が、ボアビスタで野菜(やさい)を売って(うって)いるのがテレビで流れて(ながれて)いた。日々(ひび)わずかな収入(しゅうにゅう)しかなくても、ベネズエラにいるよりは、ずっといいと言っていた。

ところが、ボアビスタでは彼ら(かれら)を全て(すべて)うけいれられるほど十分な(じゅうぶんな)仕事(しごと)がないので、さらにマナウスにやってくる。

そして、バスターミナルの近く(ちかく)で、野宿生活(のじゅくせいかつ)というパターンが多い。

その後(ご)、マナウス市(し)でこうして逃げてきた人たちのために、緊急宿舎(きんきゅうしゅくしゃ)がつくられ、信号近く(ちかく)にいた女性のすがたが、少しへったような気がするが、今もベネズエラ人がふえつづけ、彼ら全ての健康面(けんこうめん)や食料面(しょくりょうめん)をサポートしきれていないのが現状(げんじょう)である。

2010年にハイチからの難民(なんみん)受け入れ(うけいれ)をはじめたことをみても、やはりこの国(くに)は、くる人を拒まない(こばまない)国なんだなと思う。今、ブラジルの景気(けいき)も決して(けっして)良い(よい)とはいえない。ここ、マナウスでもその影響(えいきょう)で仕事(しごと)をなくした人が今もあふれている。しかし、今のベネズエラの人にとってみれば、ここが唯一(ゆいいつ)、生きのびていくことができる場所(ばしょ)なのかもしれない。

一日でも石油大国(せきゆたいこく)ベネズエラの政治形態(せいじけいたい)がよくなり、国民(こくみん)が住み(すみ)やすい国になってくれることをのぞんでやまない。

2017年7月1日土曜日

2017年修了式(しゅうりょうしき)!

先週(せんしゅう)の土曜日(どようび)は、子どもクラスも日本語講座(こうざ)も修了式(しゅうりょうしき)だった。

子どもクラスは今月(こんげつ)びっちりと休み(やすみ)になる。というわけで、子どもクラスはいつも通り(どおり)七夕(たなばた)をした。

参加(さんか)した子どもは昨年(さくねん)よりも多かった(おおかった)が、先生たちのおかげでうまくすすんだ。

特に(とくに)すばらしい!とおもったのが、いちばんはじめにアルベルト先生とシルバニア先生がしてくれた七夕の説明(せつめい)。プロジェクターを上手(じょうず)に使い(つかい)、子どもたちの興味(きょうみ)をひきながら、とってもわかりやすく説明(せつめい)してくれた。


歌(うた)をうたい、短冊(たんざく)やかざりを作って(つくって)、終了。


今学期(こんがっき)から成績表(せいせきひょう)を日本の学校の通信簿(つうしんぼ)のようなかたちにしたので、修了式が終わってから、保護者(ほごしゃ)の方にその説明をおこなった。

 
夜(よる)は日本語講座の終了式。今回(こんかい)は各(かく)クラスの発表(はっぴょう)だったので、生徒(せいと)のほかに保護者やその友人(ゆうじん)などでかなりの大人数(だいにんずう)。なんと500人以上(いじょう)があつまった。
 
これから一か月(いっかげつ)の休みにはいる。私はこれから教科書(きょうかしょ)づくりをがんばらなくては。

2017年5月12日金曜日

絵画(かいが)コンクール2017!

今年(ことし)もまた「こどもの日」にちなんで、56日に絵画(かいが)コンクールを開催した。

今回(こんかい)の申し込み人数(もうしこみにんずう)は87人。

今年は日伯(にっぱく)の生徒(せいと)もかなりふえ、子どものクラスだけで130人になったので、参加者(さんかしゃ)の人数制限(せいげん)を100人までにした。

今年のテーマは「日本の文化(にほんのぶんか)」。

テーマに沿って(そって)、子どもたちが自由に(じゆうに)絵をかいてくれた
 
子どもたちが参加できるイベントをつくろうと、健(けん)先生がはじめてくれたこのイベントも、今年で15回目(かいめ)。毎年(まいとし)、このコンクールを楽しみに(たのしみに)していてくれる子どももふえてきた。

私も一度(いちど)ものがすことなく、コンクールのお手伝い(おてつだい)をさせてもらっている。そして、子どもたちのレベルが年々(ねんねん)高く(たかく)なってきているのを実感(じっかん)。

作品(さくひん)ができあがると、まずは参加した子どもたちの投票(とうひょう)、続いて(つづいて)一般(いっぱん)の人の投票がはじまる。
 
 
 
15分間のあいだに、5カテゴリーそれぞれの中で一番(いちばん)気に入った(きにいった)作品をえらばなくてはいけないので、子どもたちも大興奮(だいこうふん)。
子どもたちの創造力(そうぞうりょく)って、本当にすごい。来年(らいねん)も、どんな作品が見られるか楽しみ。
 
 
今回は人数が多かったから本当に大変でした。みなさん、おつかれさまでした。



2017年2月18日土曜日

日本語のアクセントとイントネーション

今月(こんげつ)4日(よっか)に、ベレーンにいらっしゃるJICAのシニアボランティア、坂本先生(さかもとせんせい)がマナウスで勉強会(べんきょうかい)をしてくださった。

その中で、30分(ぷん)ほど時間(じかん)が空く(あく)ので、その間(あいだ)に何か(なにか)の講習(こうしゅう)をといわれた。

ひさしぶりに講習の機会(きかい)があたえられたので、何にしようかと考えた(かんがえた)あげく、今回(こんかい)は「日本語のアクセントとイントネーション」にすることに。

日本語のアクセントのルールは勉強したことがあるといっても、養成講座(ようせいこうざ)を終えて、もう20年にもなる。最近(さいきん)では、かわったアクセントで発音(はつおん)されているものもよくあるので、準備(じゅんび)にあたえられた2週間(しゅうかん)は、参考書(さんこうしょ)などを読み(よみ)、びっちりと勉強しなくてはいけなくなった。

今回は、あまりなれてはいないものの、パワーポイントを使って(つかって)、発表(はっぴょう)。参加(さんか)してくれた先生たちの手元(てもと)にはそのプリントをお渡し(わたし)した。

まずは、アクセントとイントネーションのちがいから。アクセントはことばの中にあり、一つ一つの単語(たんご)の中に存在(そんざい)するもので、イントネーションはそれをこえて、会話(かいわ)の中で話し手(はなして)の気持ち(きもち)を伝える(つたえる)もの。

アクセントの一般的(いっぱんてき)なルールはあるが、イントネーションは、「質問(しつもん)のときは語尾(ごび)をあげる」といったくらい。話し手の気持ちによるものなので、アクセントのようなルールはない。

色々と本やネットで調べ(しらべ)、自分の中の情報(じょうほう)を更新(こうしん)したのち、練習問題をもりこんで、できあがった21ページの資料(しりょう)の一部(いちぶ)がこれ。


  
 
 
 
 
 
 
 私が今回この講習をさせてもらったのは、先生たちにカンペキにアクセントのルールをおぼえてもらうためではなく、少しでも日本語のアクセントやイントネーションの大切さを知ってもらって、教えるときに意識(いしき)してもらうため。

こうした練習をするには、生徒に何度(なんど)も繰り返し(くりかえし)練習をさせることが大事(だいじ)なので、スピーチコンテストに出るための練習などは、アクセントやイントネーションをなおす練習としてはとてもいいと思う。

終わって(おわって)みてから、30分の中で、内容(ないよう)をつめこみすぎたな…と反省(はんせい)。もっと時間があったら、いろいろな練習問題(れんしゅうもんだい)をもっとしたかった。

今回参加してくれた先生たちが、この講習で説明(せつめい)したことを少しでも頭(あたま)の隅(すみ)において、これからも生徒を指導(しどう)していってくれるとうれしい。