今月(こんげつ)は休み(やすみ)を利用(りよう)して、マットグロッソ州(しゅう)にある北(きた)パンタナールへ行って(いって)きた。
一部(いちぶ)世界遺産(せかいいさん)にも登録(とうろく)されているパンタナールは、ポルトガル語で「大きな沼地(ぬまち)」という意味(いみ)。その名(な)のとおり、面積(めんせき)195000km²の大湿地帯(だいしっちたい)。
まずはマナウスからブラジリア、飛行機(ひこうき)を乗り換えて(のりかえて)クイアバまで。
そして、車(くるま)でクイアバから100キロほどはなれた北パンタナールの玄関口(げんかんぐち)ポコネという町を通り、さらに1時間半かけてポウザーダ(宿泊所(しゅくはくじょ))へ。
ベストシーズンは5月から9月ごろらしく、1月はちょうど雨期(うき)で、動物(どうぶつ)があまり見られないときいていたので、期待(きたい)をしないでいた。
ポウザーダに着いたのは夕方(ゆうがた)4時ごろ。というわけで、この日はそのままサファリツアーのみ参加(さんか)した。時期はずれにもかかわらず、オンサ(ひょうのこと)を見つけようとがんばってみたが、結局(けっきょく)見つけられたのは、野鳥(やちょう)、ワニ、カピバラ、ダチョウ、シカだった。
2日目は乗馬(じょうば)からスタート。
ちょうど、ジカウイルスがはやっているときいていたので、虫(むし)よけと日焼け止め(ひやけどめ)をたっぷりぬって、約(やく)2時間、湿地帯の中を乗馬。
雨期ときいていたが、日ざしが強く(つよく)、一般(いっぱん)によく見られるように腰(こし)までつかるほどの水の中を歩くことはなかった。
午後(ごご)はボートのツアーにでる予定(よてい)だったが、運(うん)悪く(わるく)大雨(おおあめ)でキャンセル。
3日目も家族(かぞく)みんなの意見(いけん)がそろったので乗馬からスタート。この日は運よくシカを間近(まぢか)で見ることができた。でも、後半(こうはん)、かなりおしりが痛く(いたく)なってきたので、2日続けて(つづけて)乗ったことをちょっと後悔(こうかい)…。
午後は前日(ぜんじつ)できなかったボートツアーへ。
見れるものがワニやピラニアなど、ここアマゾンのツアーとあまりかわりないので、おもしろいかなーと思っていたが、ツアーに出てみると、ワニの多さにびっくり。陸(りく)で日をあびているワニ、泳いで(およいで)いるワニ、さらにはボートによってきてエサ(ピラニア)をもらうワニ…。ボートに乗っているのが怖く(こわく)なってしまった。
そして、パンタナールのシンボル、トゥユユの多いこと多いこと。その大きさにもびっくり。
4日目。午前中は再び(ふたたび)ボートツアーへ。おもしろいことに、この日は鳥が少なく、トゥユユは一羽(いちわ)も見ることができいなかった。そのかわりに、この日はサルの親子(おやこ)に遭遇(そうぐう)。大きなタカもたくさんいた。
午後はまたまたサファリツアーへ。ところが、この日は野鳥を一羽も見ることができなかった。なぜだろう。
長い(ながい)時間、動物をさがし続けて、やっとシカのカップルを見つけられた!と思ったところで大雨。ツアーに使っていたトラックのタイヤがうまってしまい、大変…。
アマゾンのポウザーダまでのアクセスなどにつかわれる一般道路(どうろ)は、ふつう舗装(ほそう)がしてあり、スコールがふってもたいていは大丈夫(だいじょうぶ)。
でも、パンタナールの道路は、聞けば舗装すると野生(やせい)の動物が減って(へって)しまうので、土をそのまま残して(のこして)いるらしい。
すばらしい!!アマゾンも見習って(みならって)ほしい!と思ったが、雨期のあの雨を思うと、アマゾンではやはり舗装をしていないと車で走る(はしる)のは無理(むり)なのかもしれない。
帰り道(かえりみち)、カピバラのファミリー(いくつファミリーがあったのかは、わからないけれど、とにかく怖くなるくらいたくさん)を発見(はっけん)。
5日目、無事ツアーもすべて終わり、お昼過ぎに空港へ。
途中(とちゅう)、並んで(ならんで)大きな口をあけ、ひなたぼっこしている10匹以上(いじょう)のワニ軍団(ぐんだん)を見かけた。
そして、パンタナールとは直接(ちょくせつ)関係(かんけい)ないが、クイアバ市内(しない)をとおりすぎた時に目を引いたものが。
実は(じつは)これ。信号機(しんごうき)。
クイアバ市内にある信号機にはすべてこのような数字(すうじ)がついている。赤(あか)信号でとまっている車に、あと何秒(なんびょう)で青(あお)になるかを知らせるためのもの。
かなりの信号機の数(かず)だったが、すべて1秒も狂う(くるう)ことなく動いて(うごいて)いるのには、本当に(ほんとうに)おどろいた。
パンタナール、あっという間の5日間。楽しかった!またいつか、野生のオンサを見つけに行ってみたいな。