ただ今(いま)、日本語学校(にほんごがっこう)はお休み(やすみ)中(ちゅう)。
というわけで、生徒(せいと)からの質問(しつもん)もないまま、12月(がつ)と1月の半ば(なかば)がすぎた。
休み中に入る(はいる)前(まえ)に、今年(ことし)も2月に漢字検定試験(かんじけんていしけん)があることを知った(しった)。
前回(ぜんかい)、準2級(じゅんにきゅう)を受けて(うけて)何とか(なんとか)通った(とおった)ので、本当ほんとう)ならば、つづけて今回(こんかい) も2級をうけるべきなのだが、今回は辞退(じたい)した。
というのも、2級の問題(もんだい)を見てみたら、予習(よしゅう)なしに私が通るレベルではないことがわかったから。予習しようにも手元(てもと)に本(ほん)もない。漢字の勉強(べんきょう)から何年(なんねん)も離れた(はなれた)私が、2級合格(合格)レベルまでたどりつくためには、おそらく長期戦(ちょうきせん)になるだろう。学生(がくせい)のうちに受けておけばよかったな…ともおもったりするが、色々な(いろいろな)漢字を忘れて(わすれて)しまったからこそ、今勉強することに意味(いみ)があるのかもしれない。
漢字検定というのは、受けた人は知って(しって)いると思う(おもう)が、読み方(よみかた)や書き方(かきかた)のほかに、やさしいレベルでは書き順(じゅん)、レベルがすすむと部首(ぶしゅ)の名前(なまえ)まで問われて(とわれて)くる。
去年(きょねん)、私はクラスで2年生(ねんせい)の漢字まで教えた(おしえた)ので、生徒たちには10級か9級をうけてもらいたかったが、残念(ざんねん)ながら今回は私のクラスからは一人(ひとり)だけの受験(じゅけん)となる。
しかし、心(こころ)の準備(じゅんび)と予習、復習(ふくしゅう)をしていなければ、受験するする気(き)にならないことはよくわかる。まして、休みをはさんでいるので、子どもたちがお勉強ムードにはいらないこともよくしっている。でも、あえて受けさせたほうがよかったかもしれない。
漢字は使わない(つかわない)と忘れ(わすれ)てしまう。授業(じゅぎょう)で教える前に、自分(じぶん)でおぼえた書き順に自信(じしん)がなくて何度(なんど)も辞書(じしょ)で調べた(しらべた)ことがある。
しかし、漢字は日本の文字(もじ)。歴史(れきし)もある。
クラスでは強制的(きょうせいてき)に漢字をおぼえさせる気はないが、少し(すこし)でも興味(きょうみ)をもち、勉強したら忘れる前に、こういった試験を受けていってもらいと思う。
漢字検定試験は日本語を勉強している生徒にとってもとてもいい力(ちから)だめしになる。予習、復習をしっかりと終えて(おえて)合格(ごうかく)し、証書(しょうしょ)を受けとると、せいとにとっても大きな励み(はげみ)になるし、また次(つぎ)のレベルにむかってがんばる意欲(いよく)にもつながる。それは私にとっても同じ(おなじ)。
日本語能力(にほんごのうりょく)試験もそうだが、こうした試験がここマナウスにおいても受けることができるようになったことをたいへん幸せ(しあわせ)に思う。だからこそ、生徒にも大い(おおい)に利用(りよう)していってもらいたい。
漢字検定試験の過去(かこ)問題(もんだい)。↓
http://www.kanken.or.jp/mondai/index.html
前回と同じ漢字検定の練習(れんしゅう)サイト。↓
http://go-kanken.com/mondai9/