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2012年12月27日木曜日

子どもクラスの教科書(きょうかしょ)作り(づくり)

もうすぐ今年(ことし)も終わって(おわって)しまう。気(き)がつけば今月(こんげつ)は子どもクラスの教科書作り(きょうかしょづくり)で、あっという間(ま)に時間(じかん)がすぎてしまった。

私の担当(たんとう)のクラスはレベルが一番(いちばん)上(うえ)になるが、小さい(ちいさい)うちに私のクラスにたどりついてしまった子どもたちは、すぐに大人(おとな)クラスに入る(はいる)ことが できないので、もう少し(すこし)大きく(おおきく)なるまで、くりかえし私のクラスで勉強(べんきょう)することになる。

つまり、一度(いちど)または何度も(なんども)いっしょに勉強した生徒(せいと)がクラスにいるので、前(まえ)の年と同じ(おなじ)教科書をつかうことができない。

というわけで、毎年(まいとし)この時期(じき)は教科書作りになってしまう。

ここでは、大人のクラスに「みんなの日本語」をつかっているが、まったくのゼロスタートの人には日伯ではそれぞれ手作りのテキストを使う。 サンパウロとはちがい、マナウスでは日本語のテキストも簡単(かんたん)に手(て)に入れることができないので(できても、とても高く(たかく)なってしまうので)、あまり選択肢(せんたくし)がない。

私はしばらく日本で出版(しゅっぱん)されている子ども向け(むけ)のテキストを見ていないので、新しくて(あたらしくて)使いやすいテキストが存在(そんざい)するのかはわからないが、今、手元(てもと)に私の担当クラスのレベルにあった、子ども向けの使えるテキストがないので、 自作(じさく)になってしまう。

今年は「Japanese for Young People」を使ってみたが、この教科書は英語圏(えいごけん)の人向けなので、説明(せつめい)などがすべて英語(えいご)になっているため、それをポルトガル語に直す(なおす)のにも大変(たいへん)だった。

漢字(かんじ)はいいテキストがなかったので、日本のくもんが発行(はっこう)しているテキストを使ってみたが、あまり合わなかった。今まで使った市販(しはん)の漢字テキストの中(なか)では「かんじだいすき」というテキストが一番使いやすかったが、私が一年生用の「かんじだいすき」しか持って(もって)いなかったので、二年生以上(いじょう)の漢字を教えるのに続けて(つづけて)使えるテキストがなかった。

来年のテキストに向け、今回(こんかい)は、非日系人(ひにっけいじん)のハファエル先生が、去年、苦労(くろう)して作ってくれた自作の大人クラス用(よう)テキストをベースに作らせてもらった。そして、漢字は「にほんごちゃれんじ・かんじN4N5」をつかってみることにした。

これで、また一年、様子(ようす)を見てみる。結果(けっか)は、あとのお楽しみ(たのしみ)。

教科書作りとはべつに、今月(こんげつ)は日伯(にっぱく)の先生(せんせい)たちの文集(ぶんしゅう)第1号(だいいちごう)を作る(つくる)ということで、先生たちに作文を書く(かく)宿題(しゅくだい)がでたので、何十年(なんじゅうねん)ぶりかで作文を書いてしまった。

今回、書いてみて改めて(あらためて)感じた(かんじた)が、やはり文章(ぶんしょう)を書くのも慣れ(なれ)があると思う(おもう)。子どものころ、いつも作文を書かされていたころとは違い(ちがい)、今回の作文は考え(かんがえ)をまとめて仕上げる(しあげる)のに、何日(なんにち)もかかってしまった。

でも、こうした機会(きかい)でもなければ、自ら(みずから)作文を書くことはないので、本当に(ほんとうに)いい機会だったと思う。

今年もあと少し。生徒にぬかされないように、勉強がんばらないと!