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2012年2月26日日曜日

生徒(せいと)からの質問(しつもん)普通形(ふつうけい)と辞書形(じしょけい)

先週(せんしゅう)の土曜日(どようび)の授業(じゅぎょう)でロリさんから出た(でた)質問(しつもん)。

「先生(せんせい)、普通形(ふつうけい)と辞書形(じしょけい)の違い(ちがい)は何(なん)ですか。」

今(いま)まで違い(ちがい)がわからなかったらしい。

その場(ば)では、「辞書形とは辞書にある形(かたち)、つまり原形(げんけい)のことを指し(さし)、普通形とは丁寧形(ていねいけい)に対して(たいして)普通の形(かたち)なので、た形などの過去形(かこけい)も入る(はいる)」と簡単(かんたん)に説明(せつめい)した。でも、それだけでは説明が足りない(たりない)ので、次回(じかい)の授業(じゅぎょう)に、プリントを作って(つくって)もっていくことにした。

生徒(せいと)に渡した(わたした)プリント↓

文法(ぶんぽう)によって、普通形とまとめて教える(おしえる)か、一つ一つ、辞書形、ない形、た形と教えるかは自由(じゆう)だと思う(おもう)が、生徒がその区別(くべつ)をできなければ意味(いみ)がない。ロリさんがはっきりと聞いて(きいて)くれてよかった。

日本語を教えるのにとっても役立つ(やくだつ)サイト見つけ(みつけ)ました。↓
http://kyoan.u-biq.org/bunke.html

2012年2月21日火曜日

もうすぐ終了(しゅうりょう)、カーニバル!

週末(しゅうまつ)から始まった(はじまった)各地(かくち)のカーニバル。カレンダーでは今日(きょう)21日(火)がカーニバルと書いてある(かいてある)。

だからここマナウスも今日はほとんどのお店(みせ)が閉まって(しまって)いて、 明日(あした)の午後(ごご)にならないと開かない(あかない)。銀行(ぎんこう)や会社(かいしゃ)などは連休(れんきゅう)にするため、土曜日(どようび)から今日まで休み(やすみ)。私の勤め先(つとめさき)は、今日と明日(あした)がカーニバル休み。

日本ではリオのカーニバルが有名(ゆうめい)だが、ブラジル各地(かくち)で行われる(おこなわれる)カーニバルも地元(じもと)の人が盛り上げる(もりあげる)ので、楽しい(たのしい)。

リオのカーニバル。スライドショーで見れます。↓
http://ego.globo.com/carnaval/2012/fotos/2012/02/confira-musas-que-brilharam-no-primeiro-dia-de-desfiles-do-rio.html
http://ego.globo.com/carnaval/2012/fotos/2012/02/confira-musas-que-brilharam-no-primeiro-dia-de-desfiles-do-rio.html#F31232

カーニバルの楽屋裏(がくやうら)。↓ 

おもしろいことに、ゲイのカーニバルあったりする。ここマナウスでも大勢(おおぜい)の男性(だんせい)が女装(じょそう)をしてこのカーニバルに参加(さんか)する。

他(ほか)の地域(ちいき)ではコンテストもあるみたい。しかもレベルが高くて(たかくて)びっくり。これじゃ、本物(ほんもの)の女性(じょせい)と区別(くべつ)がつかないのも無理(むり)ないなぁ。きれいだもの。

ゲイのカーニバル女王(じょうおう)コンテスト。↓
http://www.youtube.com/watch?v=aGs0TUxLRGo&feature=player_embedded#!

2012年2月7日火曜日

「行く(いく)」か「来る(くる)」か

昨日(きのう)、引き出し(ひきだし)を片付けて(かたづけて)いるときに、一枚(いちまい)のカードを見つけた(みつけた)。それは前(まえ)に私の後任(こうにん)で日伯(にっぱく)に派遣(はけん)されたJICAの青年(せいねん)ボランティア、ひろみちゃんがここでの任期(にんき)を終え(おえ)、日本に戻る(もどる)ときに渡して(わたして)くれたもので、

メッセージには「日本へ行くときは連絡(れんらく)してください。」

と書いて(かいて)あった。

何気(なにげ)に読んで(よんで)、あれ?と思った(おもった)。もしも私だったら、

「日本に来るときは連絡してください。」

と書いていたと思う。

ひろみちゃんは日本に帰る(かえる)と決まって(きまって)も、彼女(かのじょ)の心(こころ)はブラジルにあって、彼女の話(はなし)の中心(ちゅうしん)がブラジルになっていたからだろうと思った。

日本語学習者(がくしゅうしゃ)がよく混乱(こんらん)する表現(ひょうげん) に「行く」と「来る」があるが、これは話し手(はなして)の位置(いち)が重要(じゅうよう)なポイントになってくる。

基本的(きほんてき)には話し手がもうその場(ば)にいるなら、「来る」を使うし、いないのなら「行く」を使う。

例えば(たとえば)ショッピングで話をしているときは

A:「明日(あした)、学校(がっこう)に行く。」? 
B:「もちろん行くよ。」

自分の家(いえ)から、友達(ともだち)に電話(でんわ)して、

A:「これから、私の家に来る。」?
B:「行くよ。」

となる。

ただ、日本語の場合はこれにプラス「話し手の気持ち(きもち)」が大事(だいじ)になってくる。だから、最初(さいしょ)に話したような違い(ちがい)がでてくる。

国(くに)に帰ると決まった時点(じてん)で、普通は気持ちはもう国に帰っているので、普通は「来る」を使う(つかう)が、心がまだすんでいる国にあるのなら、「行く」と使ってもおかしくないのかもしれない。

ちなみに「行く」も「来る」も、尊敬語(そんけいご)だと、これまた同じ(おなじ)「いらっしゃる」を使う(つかう)ことになる。

日本人同士(どうし)でも「あれ?」と思う表現(ひょうげん)だもの、外国人(がいこくじん)にとっては面倒(めんどう)なのは当たり前(あたりまえ)。

2012年2月4日土曜日

新学期(しんがっき)開始(かいし)!

今 週(こんしゅう)で10日もらっていた領事館(りょうじかん)の有給休暇(ゆうきゅうきゅうか)が終わって(おわって)しまうので、3日間(かかん)ほど田舎(いなか)にこもって、カヌー散歩(さんぽ)をしたり、ピンクイルカと遊んだり(あそんだり)、小川(おがわ)で子どもと一緒(いっ しょ)に遊んだり(あそんだり)してリフレッシュしてきた。

ネグロ河の保護区(ほごく)にすむイルカ。ひざまでの水位(すいい)のところにもよってくる。
そして、今日(きょう)から日本語学校(にほんごがっこう)と日本語講座が始まった(はじまった)。

私 (わたし)が午前(ごぜん)で担当(たんとう)するのは、子どもクラスの中(なか)で一番(いちばん)上(うえ)のクラス。去年(きょねん)教えた(おしえた)クラスの生徒(せいと)がそのまま私と一緒(いっしょ)に次(つぎ)のクラスに上がった(あがった)ので、みんな慣れて(なれて)いる。時間(じか ん)は8時から10時の2時間。

ク ラスに10人いたうち、3人がマナウスにある日本人学校(にほんじんがっこう)の特別(とくべつ)クラスに移って(うつって)、2人は去年(きょねん)と同じレベルに残る(のこる)ことになったので、新しい(あたらしい)クラスは5人(カリウくん、てつやくん、ひろきくん、ダニエルくん、はなちゃん)と、 さらに新しく1人(けんじくん)が加わって(くわわって)、6人となった。

今 日はとりあえず、去年の復習(ふくしゅう)と日本の2年生(ねんせい)で習う(ならう)漢字(かんじ)を教え始めた(おしえはじめた)。予想(よそう)通り(どおり)、半分(はんぶん)の子がこの2ヶ月(かげつ)の長い(ながい)休み(やすみ)の間(あいだ)に文字(もじ)や言葉(ことば)をたくさん忘れ て(わすれて)いた...

今月(こんげつ)はこの忘れたものを取り戻す(とりもどす)のに、費やす(ついやす)ことになる。

午後(ごご)は今(いま)日本へ研修(けんしゅう)に行って(いって)いるあやこ先生(せんせい)の代わり(かわり)に、2ヶ月間(かげつかん)彼女(かのじょ)のクラスを担当(たんとう)することになった。時間は2時から5時までの3時間。

平 日(へいじつ)は領事館(りょうじかん)に勤めて(つとめて)いて、家族(かぞく)と過ごす(すごす)時間(じかん)が少なく(すくなく)なるので、一昨年前(いっさくねんまえ)から娘(むすめ)が大きく(おおきく)なるまで土曜日(どようび)のこの時間のクラスをお休(やすみ)させてもらっていた。だから大人(おとな)のクラスはひさしぶり。

今日来た(きた)生徒は7人(ホナンさん、ひでゆきくん、ブルーナさん、ダイキさん、アナリーさん、ロリさん、ヤンさん)で、他(ほか)の4人は欠席(けっせき)。

あまりにも静か(しずか)で、全く(まったく)おしゃべりをしないクラスだったので、

「このクラスは今まで担当したクラスの中で、一番静か(しずか)で、みんな、いい子ね~。」とほめると、

「だって先生が一番最初(さいしょ)にみんなの席(せき)をかえたでしょ?よく話をするグループがみんなバラバラになっちゃったからだよ。」とダイキ君に笑われた(わらわれた)。

そうそう、私は授業の初日(しょにち)は必ず(かならず)、自己紹介(じこしょうかい)、レベルによってはクラスメートの紹介をさせるので、今日は普段(ふだん)あまりしゃべらない人の紹介(しょうかい)をするよう、席をシャッフルした。

結果(けっか)として、それが良かった(よかった)らしい。

授 業を進めて(すすめて)いく際(さい)に、クラスの雰囲気(ふんいき)がとても重要(じゅうよう)になってくる。生徒同士(どうし)の仲(なか)が良ければそれに越した(こした)ことはない。だから、いつも決まった(きまった)生徒とばかり話(はなし)をさせず、ペアを変えていくことも大事(だいじ)。

今後(こんご)はどうなっていくかな。メリハリのある授業になるよう、頭(あたま)を使って(つかって)いかないと!